2021年4月8日 22:20
実はやりがち。4月に知っておきたい!保育士が困っている保護者あるある
と保護者に意識を向けなければいけません。そして、お母さんたちを注意しなくてはいけない場面を子どもに見せたくありません。
そんなときは、「ああ。今日はかわいい姿見られてラッキーだった!」と思って、写真ではなくご自身の目に焼き付けてくださいね。
送迎時に毎回長話をする
送り迎えのときに、ずっと1人の保育士と話し込んでいるお母さんがいます。特に、保育園に入って間もなく、仕事復帰をしていないお母さんに多い傾向があります。
保育士の仕事には、育児相談を受ける仕事もあります。でも、送迎時などは保育士にとっても忙しい時間でもありますので、お母さんとお話ししていると、子どもを保育できていない状態になってしまいます。
できればじっくり話せるように、保育士に折り入ってお話しすることがあるのなら、あらかじめ時間を作ってもらえるようお願いをしてみましょう。
重要なことを言ってくれない
重要なことの1つが「子どもの体調面」です。保育園では、熱や下痢・嘔吐などの症状がある、体調の悪いお子さんをお預かりすることができません。朝、平熱だったのに、あれよあれよと熱が上がり、慌ててお母さんに電話をかけると「実は昨夜、高熱が出て、解熱剤を入れたんです」とのこと。つまり、完全に熱が下がっていたわけではなく、薬で一時的に熱が下がっていたのです。
こんなときは、保育園を休む選択をするのがいいのですが、仕事が休めず不安になりながらも保育園に預けたママの気持ちもわかります。ですが重要なことは、必ず保育士にそのことを伝えてください。連絡帳に書いて伝えるでもOKです。
伝えてもらっているだけで「今日はゆっくり過ごそう」と、子どもの1日の生活が変わってきます。保育士は、体調不良の子どもを保育する専門家ではありません。子どもの体調不良時は病児保育などの選択肢もありますので、そちらを利用しましょうね。
普段、なかなか保育士から言いにくいことですが、やっぱり大切にしてほしいことを書きました。保育園と長く付き合っていくなかで、お互いが気持ちよく信頼関係を築いていくためには、もちろん保育士の努力も必要ですが、お母さんたちの協力も不可欠なのです。
著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。