「まる」が描けた!こんな小さなことで人生を楽しくしてくれることはほかにないと思う
ベビーカレンダーでは、「子どもがいるっていいな」と思えた瞬間について、いろんな方へのインタビューをスタート。今回は初のパパが登場してくれました! ベビーカレンダーでも連載中のイラストレーターYUDAI9℃(ユウダイクド)さんにお話を聞きました。
YUDAI9℃さん
イラストレーター、こぶたのキャラクター「ポトフスキー」のイラスト、グッズを作成しています。奥さんの妊娠をきっかけに記録のため、マンガを描くようになり、様々なメディアで子育ての失敗を戒めとして公開しています。
泣かないと思っていたのに出産では泣いてしまいました
ー出産のときに、思わず泣いてしまったと連載にも書かれていましたね。
【YUDAI9℃さん】
はい。泣かないと思ってたんですよ。そのときは、緊張の糸が切れたというか安心したというか。
奥さんはそんな僕を見て笑っていましたね。
ー子どもが生まれる前と後で変わったことはありますか?
【YUDAI9℃さん】
子どもが生まれる前までは、日常の生活に充実感を感じたことがあまりありませんでした。小さなことを人と比べたり、ネガティブになることも多かったと思います。
以前の会社にすごく優しくて子煩悩な先輩がいたんです。当時の僕は「子どもなんていらない」と思っていたので、その先輩が自分の子どもだけでなく、再婚した相手の子どもも自分の子どもと平等に愛することができているのを見て、とにかくすごいと思っていました。
ある日、興味本位で聞いてみたんです。「子どもってそんなにいいものなんですか?」って(笑)。そしたら、「幸せのレベルが下がる」って言われたんです。
「低いレベルですごく幸せを感じるようになるんだよ」って。
聞いた瞬間は「なんだ、それ!?」って思いました。やっぱり20代前半だったんで、幸せって、もっと他人から評価されたり、大金を手に入れたり、そういうわかりやすいものの方がいいでしょ!って思っていたんだと思います。なので、そのときは「そーなんすねー」みたいに流しちゃったんですけど、今はその言葉の意味が身に染みてわかります。
理想の父親って? 不安だったときに救ってくれたのは1冊の本
ーYUDAI9℃さんのお父さんはどんな方ですか?
【YUDAI9℃さん】
子どものころの僕と父のエピソードでよく母が話すことがあるんです。