「買ってぇぇぇぇ~」 スーパーでの駄々こねシーン。実母の意見に唖然...!#HSPがHSCを育てています 20
「HSPがHSCを育てています」第20話。敏感で好き嫌いの多い息子きったん。周りから「ダメな母」と思われてるんじゃないかと気にしはじめたユキミさん。実母が昔言っていたことを思い出して……。
Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。
敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。
前回。
息子きったんのあまりのイヤイヤ期のすさまじさ。
公園からはなかなか帰らず、食事の時間は地獄。自分の言い分がとおらなければ床にひっくり返って大号泣。
そんなイヤイヤに私も、
「アラームが鳴ったら帰るよ」
「ひとくちだけチャレンジしてみよう!」
「そうかそうか〇〇がしたかったね」
そんなよく聞く「THEイヤイヤ期乗り切り術☆」なんて切り返しや提案をするも
なにひとつ解決しないこの現状エヴリデイである。
私は昭和61年生まれ。そんな私の母である実母はバリバリの昭和育児実践者。父である実父もまた同様である。
よく昭和のアニメで観る、
「バカ野郎!! 」(げんこつ一発)
「いい加減にしなさーい!! 」(数発のビンタ付)
「そんな子は家にいらない!帰ってくるな!! 」(玄関締め出し)
なんて台詞を幼少期から小学校高学年までひととおり浴びて育った私。
「昭和のしつけあるあるビンゴ」
そんなビンゴがあったらいち早く列がそろうくらいである。
そんな、「THE昭和の母」である実母。スーパーで見た親子を見て、ちょいと思うことがあったらしい。
ちなみに昭和最後、平成初期、その頃は「イヤイヤ期」なんて言葉はなく、「子どもの癇癪=わがまま」。わがままなので許してはならんもの、と言われてたんだとか。
「ちゃんと親子の上下関係ができていたら、子はわがままなんか言わない! 」
「イヤイヤ期なんて、ただ子どもに言うことを聞かせられない言い訳」
これが母の持論だった。
「親が上、子は親の下」
絶対的な家庭権力の順番。これが私の両親の考えだった。
子どもが親に意見や自分の考えを軽々しく口出すことは許されなかったし、たとえそれが正論でも、子が親に言うことは全て「屁理屈!! 」と叱られた。
私はイヤイヤ期の息子が訴えていることはわがままではなく「自我が出てきた証拠」、そう思っていた。
思っていたし、どこへ行っても
「イヤイヤ期ね~、やりたいことはやらせてあげて」
「お母さん大変だけど付き合ってあげてね」
そう言われていた。
でも、もし実母の考え
「子が親をなめている」
「親だと思っていたら言うことを聞く」
が正論だったとしたら?
実際に自分はそれで育ってきた。そんな私と弟を育てた母は以前、
と言っていた。(ちなみに実母はこの電話をしている頃には、イヤイヤ期という言葉を正しく認知してくれました。)
実母は子育ての結果が出ている。
昭和の育児はどうなの?
今の育児は「イヤイヤ期」って言葉に逃げてるの?
私、実母にどんなふうに育ててもらったっけ?
このとき私は生まれて初めて自分の過去と向き合うきっかけができた。
※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。
ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
著者:イラストレーター ユキミ
漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。
Instagramでフォロワー4.8万人超えのユキミ(@yukita_1110)さん。2015年生まれの息子さんのママです。
敏感な「きったん」を育てるユキミさんの体験談マンガをご紹介します。
「HSPがHSCを育てています」第20話
前回。
息子きったんのあまりのイヤイヤ期のすさまじさ。
公園からはなかなか帰らず、食事の時間は地獄。自分の言い分がとおらなければ床にひっくり返って大号泣。
そんなイヤイヤに私も、
「アラームが鳴ったら帰るよ」
「ひとくちだけチャレンジしてみよう!」
「そうかそうか〇〇がしたかったね」
そんなよく聞く「THEイヤイヤ期乗り切り術☆」なんて切り返しや提案をするも
なにひとつ解決しないこの現状エヴリデイである。
私は昭和61年生まれ。そんな私の母である実母はバリバリの昭和育児実践者。父である実父もまた同様である。
よく昭和のアニメで観る、
「バカ野郎!! 」(げんこつ一発)
「いい加減にしなさーい!! 」(数発のビンタ付)
「そんな子は家にいらない!帰ってくるな!! 」(玄関締め出し)
なんて台詞を幼少期から小学校高学年までひととおり浴びて育った私。
「昭和のしつけあるあるビンゴ」
そんなビンゴがあったらいち早く列がそろうくらいである。
そんな、「THE昭和の母」である実母。スーパーで見た親子を見て、ちょいと思うことがあったらしい。
ちなみに昭和最後、平成初期、その頃は「イヤイヤ期」なんて言葉はなく、「子どもの癇癪=わがまま」。わがままなので許してはならんもの、と言われてたんだとか。
「ちゃんと親子の上下関係ができていたら、子はわがままなんか言わない! 」
「イヤイヤ期なんて、ただ子どもに言うことを聞かせられない言い訳」
これが母の持論だった。
「親が上、子は親の下」
絶対的な家庭権力の順番。これが私の両親の考えだった。
子のいうことを聞くと親はなめられる。
子どもが親に意見や自分の考えを軽々しく口出すことは許されなかったし、たとえそれが正論でも、子が親に言うことは全て「屁理屈!! 」と叱られた。
私はイヤイヤ期の息子が訴えていることはわがままではなく「自我が出てきた証拠」、そう思っていた。
思っていたし、どこへ行っても
「イヤイヤ期ね~、やりたいことはやらせてあげて」
「お母さん大変だけど付き合ってあげてね」
そう言われていた。
でも、もし実母の考え
「子が親をなめている」
「親だと思っていたら言うことを聞く」
が正論だったとしたら?
実際に自分はそれで育ってきた。そんな私と弟を育てた母は以前、
と言っていた。(ちなみに実母はこの電話をしている頃には、イヤイヤ期という言葉を正しく認知してくれました。)
実母は子育ての結果が出ている。
私も、弟もいい子である。
昭和の育児はどうなの?
今の育児は「イヤイヤ期」って言葉に逃げてるの?
私、実母にどんなふうに育ててもらったっけ?
このとき私は生まれて初めて自分の過去と向き合うきっかけができた。
※乳幼児期はHSCと発達障害の区別がつきにくい場合があります。育てにくさや気になることがある場合は、かかりつけの小児科や地域の保健センターなどに相談しましょう。
ユキミさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪
著者:イラストレーター ユキミ
漫画家、イラストレーター。2015年生まれの息子の母。絵を書くこと、推し活が日々の活力。
陰と陽のハイブリッド人間。