子育て情報『「赤ちゃんにもアルコール消毒」は実は間違い!?赤ちゃんに危険なことも!消毒時にやりがちNGとは?』

2022年4月13日 19:30

「赤ちゃんにもアルコール消毒」は実は間違い!?赤ちゃんに危険なことも!消毒時にやりがちNGとは?

 

厚生労働省が推奨するアルコール濃度は70%以上のものですが、入手困難な場合は60%台でも効果があるとされています。 実は、新型コロナウイルスやインフルエンザなどの病原体を除去する効果は、石鹸もアルコールも同等であることが科学的に検証済みであり、「石鹸による手洗い」のみで十分な効果があることが分かっています。そのため、手洗いのあとさらにアルコール消毒をする必要はありません。さらに石鹸による手洗いは、ノロウイルスなど、アルコール消毒では除去できないウイルスに対しても一定の効果を発揮します。

育児中は、頻回な手洗いで手の皮膚は荒れていることが多いです。手指に異常がない状態に比べて、手荒れした手指には多くの細菌が存在します。手荒れを放置すると殺菌剤やアルコールなどの効果を低下させ、接触感染のリスクを高めてしまうこともあります。手荒れがひどいときには、皮膚へのダメージが大きくなるアルコール消毒は避けるようにし、皮膚の健康を守りながらより少ないダメージで感染予防を続けていきましょう。


また、手荒れにはハンドクリームをこまめにつけたり、症状が強い場合には自己判断せずに皮膚科で適切な治療を受けるようにしましょう。

まとめ

手洗いや消毒による手荒れを予防しながら、感染予防対策の手洗い、アルコール消毒を場面に合わせて使い分けていけると良いですね。

参考文献:厚生労働省ホームページ「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」

監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。

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