2022年4月27日 19:30
母乳育児なのになかなか痩せない。実はそれ間違っているかも?産後のダイエットのポイントは?
・排便時に無理な腹圧をかけないように便秘を予防する。
・仰向けのままの腹圧をかけた起き方は避ける。(いったん横向きになってから起き上がる)
→強い腹圧は子宮を下垂させてしまう原因の一つといわれています。
1カ月健診が終わって産後の回復に問題がなければ、ストレッチなど身体を整えるところからはじめて、徐々に体調に合わせて運動は産後2〜3カ月ごろから始めるようにしましょう。
産後のダイエットのポイントは?
食事
産後は、無理な食事制限は体調を崩します。食事はしっかりとるようにしましょう。 育児中は、おなかが空くものの忙しくてなかなか自分の食事に気が回りにくいものです。ついつい簡単に食べれる菓子パンやお菓子など炭水化物や糖分、脂質に偏りがちで、体重が減っていきにくい原因になることもあります。
1食でバランスをとるのは難しいので、1日の3食中でバランスがとれるように気をつけていきましょう。身体を温めるお味噌汁やスープ類は、代謝を上げたり、満腹感を感じやすいですよ。海藻やキノコ類など低カロリーのものでかさを増やすのもおすすめです。タンパク質もとれるように、鶏肉のササミや卵をプラスするのも良いでしょう。手軽に食べられるようにまとめて作っておいたりと、いろいろと工夫してみてくださいね。
運動
まずは、妊娠・出産で変化した子宮や胃や腸などの位置や状態、それを支える骨盤を整えることから始めていきます。ストレッチや骨盤底筋運動をコツコツと続けて、体調が落ち着く産後2カ月ごろから、腹筋運動やウォーキングで下半身の筋力つけて代謝をあげて体重落ちやすくしていきましょう。産後3カ月ごろまでは骨盤ベルトなどで妊娠中に開いた骨盤をしっかりしめておくと良いといわれています。
まとめ
体重は、産後6カ月ごろまでが落ちやすく、その頃までに妊娠前の体重に戻しておくことが理想です。産後の回復や体力には個人差が大きいので、無理なくマイペースで進めてくださいね。
参考文献:令和元(2019)年度「妊産婦のための食生活指針の改定案作成および普及啓発に関する調査研究」(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立
監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」