子育て情報『「早くしなさい!」は逆効果です!子どもを叱るときに「言ってはいけない」NGワード【保育士が解説】』

2023年11月10日 10:20

「早くしなさい!」は逆効果です!子どもを叱るときに「言ってはいけない」NGワード【保育士が解説】

しかし、思ったようには子どもが動いてくれない。そのため“早く”と言ってしまうのです。

思ったように子どもが動いてくれないということは、親としては自分が思った通りに動いて欲しいわけです。しかし、親と子どもは別の生き物。思ったように動いてくれるはずがありません。

実は私もわが子には“早く”と言ってきた母親の一人です。でも、あるとき息子に言われたんです。「ボクは一生懸命早く動いているんだ!!」ってね。
そこで気づいたんです。「そうだった。私は数十年人生経験があるけれど、この子はまだ数年しか生きていないんだ」と。

大人は新幹線。子どもは普通列車。と思って、今以上に子どもを待ってみてください。その上で、言い換えをしてみましょう。

・「早くこっちに来なさい」

⇒「準備はできた?」

・「早く食べなさい」

⇒「よく噛んで飲み込んでね」

・「早く着がえなさい」

⇒「ズボンを履こうね」

・「早く寝なさい」

⇒「そろそろ寝る時間だから寝るよ」

言い換えるときは、今の状況をたずねてみたり、子どもにして欲しい行動を具体的に伝えるといいでしょう。


実は先日、中2の娘に「明日何時に起こしたらいい?」と聞いたときに指摘されました。「毎晩、“ホンマに起きてよ”って言うのやめてくれへん? 腹立つねん」と。最近の娘は、何度起こしても起きなくて手を焼いているので、口癖になっていたんですね。いやあ、反省しましたね。叱る場面じゃないにしても、普段思わず子どもに言ってしまっている「NGワード」は他にもありそうですね。

著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨

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