子育て情報『「ちゃんと大きく育てなきゃ」小さく生まれた息子。誰にも頼れず頑張りすぎた結果、産後うつに…』

2022年7月16日 12:00

「ちゃんと大きく育てなきゃ」小さく生まれた息子。誰にも頼れず頑張りすぎた結果、産後うつに…

第1子である息子が生まれ、実家や夫に頼れず孤独な子育てが始まりました。低出生体重児だった息子を私がちゃんと大きく育てないとと、ひとりで頑張る毎日。しかし育児の悩みを相談する相手もおらず、私はだんだん体調を崩してしまい……。

現在妊娠・出産・子育てをする多くのママたちが直面している「孤育て(孤独な子育て)」。ベビーカレンダーでは、新型コロナウイルス流行により人と関わることができず、各家庭だけで子どもと向き合う子育てを強いられ、閉塞感や孤独感を抱えながら子育てをしている、今の子育ての実態を特集でご紹介します。

初めての“孤育て”

息子は妊娠36週で生まれた早産児でした。出産時の体重も2,200g程度の低出生体重児で、小さい息子の姿を見て「私のせいで小さく産んでしまってごめんね……ちゃんと大きく育てなければ」と決意。

しかし、私の実家は遠方だったため頼ることはできず、夫は激務で朝早く出勤し、帰りは0時を回ることもざらだったため、「とにかく私が頑張ろう!」と家事や育児をひとりでおこなっていました。
このころの私は、あまり育児用ミルクを飲まない息子に何度も授乳をし、体重を測っては「早く標準体重にさせなきゃ」と自分を追い詰める毎日でした。

誰にも悩みを打ち明けられない

育児について相談する相手もあまりいなかったので、子育て広場に行ってみたりしましたが、もともと人見知りの私は他のママたちに話しかけられず、結局行かなくなりました。そして育児の悩みをネットで検索しては、「私の育児はこれで合っているんだろうか?」と不安になったり落ち込んだり……。

泣いてばかりの息子に対しどうしたらいいのかわからない、私は母親に向いていないと感じるようになり、そのころの私は食欲もわかず体重は産前に比べ5kg以上も減少していました。

夫に相談しようと思いましたが、向こうが仕事を頑張っているのに私だけ弱音を吐けないと、ぐっと我慢し続けていたのです。


心療内科で診断されたのは…

そして息子が1歳を過ぎたころ、ワンオペ育児によるストレスからか、私は産後うつと診断されました。泣きながら夫に、産後うつになってしまったことや、育児がつらいことを告げると、「今までつらい思いをしていたのを気づけずにごめんね。これからは俺ももっと育児するようにする」

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