2022年8月3日 18:30
「いつか優しい彼に戻るかも」夫に期待しては裏切られ失望を重ねた。傷ついた妻は
仕事と自分にしか興味がなく、家でも家事や育児は妻任せの夫に日々不満を抱えて生活していた。妻は「自分が我慢する生活」を選択し、家事を完ぺきにこなして、育児も一人で全部頑張っていた。しかし、夫が娘の1歳の誕生日よりも飲み会を優先したことで蓄積した我慢が限界に達し、娘を連れて家を出た。
子どもができたとき、夫は大喜びしてくれた。でも、妊娠してからは、おなかの娘に関心を示さなくなってしまった。
「きっと一緒に住んだら変わってくれるはず」
「きっと育児に慣れたら変わるはず」
そう信じて、我慢しつづけていたけれど、夫はますます仕事に没頭して、表情も怖くなり、妻にイライラすることも増えていき……結局夫が変わることはなかった。
いつか戻ると期待して、そのたびに失望を繰り返した…
「つらい」「悲しい」「やめて」
言葉にして伝えようとしてきたけれど、聞いてもらえなかった。
「働いていないから」と見下されて、「主婦なんだからやって当然」と感謝さえされない。
ありがとうの一つもない。
昔の彼は、そんな人ではなかった。
とってもやさしくて、思いやりのある人だった。
だからこそ、変わってしまったということが受け入れられなかったのかもしれない。
「いつかあの時の彼に戻るかもしれない」
そう期待しては裏切られ、失望することを繰り返し、傷ついていった。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
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