2022年9月30日 15:30
「勝手にしなさい!」はNG!子どもについ言ってしまう脅し言葉…。「脅す育児」をしないためには?
と怒ります。親の言う通りにしていたのに、怒られてしまう。1つのメッセージの中に矛盾した複数の意味が込められているため、子どもに混乱と強い緊張、過度なストレスを与えてしまうそうです。
実行可能なことであれば使ってもOK
ちなみに、個人的には「〇〇しないと〇〇する」というメッセージは、使い方のコツがあると思っています。「おもちゃ遊びをやめないと置いて帰るよ!」と言っても、本当に親が子どもを置いて帰ることはないのです。「やらないこと」を使って子どもを脅す「脅す育児」になってしまいます。
ですが、例えば「遊園地でぐずって泣き続けたら即帰宅するよ!」というように、親の覚悟もいるけれど、実行可能なことであれば使ってもいいのではないでしょうか。これならダブルバインドにはなりません。
来て5分でも泣いてぐずったら帰る。高い入園料を考えると親としても痛手ですが、「〇〇の場所で、〇〇したらいけないんだ」とわかる時期のお子さんであれば、再発がぐっと減らせます。大事なのは親が嘘をつかずに本気で言葉を伝えること、ダブルバインドはしないということなのではないでしょうか。
「脅す育児」をしないためにはどうすればいい?
では、「脅す育児」をしないために、日ごろの生活のなかでできることは何でしょう。親がイライラして子どもを「脅す」状況を作らないためにも、まずは子どもがぐずる状況を作らないようにするのがオススメです。
①見通しを早めに教える
遊びを切り上げるとき、できれば遊びはじめに「いつまで」を教えて、帰る時間が近くなったら30分前、15分前、10分前、5分前、3分前といった感じでちょこちょこ「いつまでか」を伝えます。
「あと3分だから、これが終わったら帰ろう」と伝え続けることで、スムーズに終われるといいですね。慣れてきたら、子どもに「あと10分だけど、何を何回したら帰る?」など聞けるとなおスムーズになるでしょう。時計を見る習慣もつきそうですね。
②スモールステップでやってもらうことを決める
食事や着替えなどなかなか進まない場合は、自分で進められるところまでは手伝ってあげるのも良いです。親御さんとしては「〇歳だから、これはできるべき」という気持ちもあると思いますが、その日の気分などでもできることは変わってきたりします。