2022年9月30日 18:30
「俺だけ親にならないままでした」夫は妻子へしてきたこれまでのヒドイ仕打ちを男性に打ち明けて…
妻が離婚を決意し実家へ戻ってしまった。夫は自分のこれまでの言動を後悔し、関係修復を図るため、育休を取ると決意。想いを伝えるため妻子のいる義実家へ向かっていた途中、妻子の住む場所で大地震が発生。同じ被災地へ行きたいという男性を乗せて、一緒に家族のもとへ向かうことに。
同乗した男性・友田さんに「倉田さんの奥さんたちも実家へ帰省中だったんですか?」と問われた夫。
「俺から逃げてたんです」
妻と娘に愛想尽かされて実家に帰られてしまったことを正直に話した。
「二人を助ければ、もう一回チャンスをもらえるんじゃないかと期待している自分もいるんです。こんな状況になっても俺は自分のことばっかりで、情けなくて、自分のことが嫌になります」
離婚したいと考えている妻に、なんとか考え直してもらえるかもしれない……そんな淡い期待をしてしまっている自分に嫌気が差す。
さらに夫は、男性の言葉を聞いて「耳が痛かった」と言う。その理由とは?
「正直、耳が痛かった」自分が妻にしてきた言動のひどさに気づいて
「友田さん、妊娠中の奥さんのこと話してくれたじゃないですか。正直、耳が痛かったです。俺はずっと、真逆のことをしてきたから……」
妊娠中は肉体的にも精神的にも負担がかかるってことを知ろうともせず、妊娠前と同じことを求めてしまっていた。仕事をしていないんだから、家事は完璧にやって当たり前だと思っていた。
子どもが生まれたあとも、妻のことも子どものことも、どこか他人ごと。家のことも、子どものお世話も全部妻がやるべきだと考えていた。
妻の心や体の変化を知ろうともしなかった。おなかの赤ちゃんに関心もなかったし、生まれたあとの娘に目を向けることもなかった。
そんな夫としても、父親としても最低だった自分が嫌になる。
「俺だけ"親"にならないまま、ここまで来てしまいました……」
夫は、さらに後悔を言葉を続けて……。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
「俺が死んだらどんな顔するかな?」妻の悲しむ顔が好きな猟奇的夫…妻を追い詰めて