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「消えてなくなりたい」子どもにも当たってしまう自分が嫌で病院へ。すると…?

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もともと、私の生理周期は一定ではありませんでした。しかし、「ちゃんと生理はきていて1人目の子を妊娠することもできたので特に問題はないはず。病院に行くほどでもない」と、考えていたのです。ところが……。

「消えてなくなりたい」子どもにも当たってしまう自分が嫌で病院へ。すると…?


 
「消えてなくなりたい」子どもにも当たってしまう自分が嫌で病院へ。すると…?


 

生理不順はいつものこと


私は昔から生理周期にばらつきがあり、28日で生理がきたと思えば、40日以上生理がこないこともありました。生理不順についてインターネットで調べてみると、不規則な生活や、ストレスによるホルモンバランスの乱れが原因と書かれていて、思い当たる節があるなあ……とは思っていましたが「まあ、大丈夫だろう」と特に受診をすることはなかったのです。

 

その後、赤ちゃんを授かることもでき、妊婦健診でも異常を指摘されることがなかったため、「生理周期の乱れは体質みたいなものなのかな」と考えていました。

 

受診のきっかけはPMS(月経前症候群)


また、私は生理前になるとささいなことでカッとなったり、この世から消えてなくなりたいくらい落ち込んだりと、情緒不安定になることがありました。


 

産後はPMSが特に症状が悪化したように思え、仕事でもミスが増えるなど、日常的生活に影響が出るように。なにより、息子に対し理不尽に怒ってしまうのが嫌で、私は産婦人科の受診を決めました。

 

産婦人科で、普段の生理の様子や、過去の妊娠の経過を問診票に書き、診察室へ。すると……。

 

「生理周期40日以上は月経異常ですよ」

 

先生にそう言われて、私は思わず「えっ?」と驚きの声をあげてしまいました。体質だと思い込んでいた生理周期の乱れを指摘されるとは思いもしなかったのです。

 

生理不順には病気が隠れていた…


それから、内診室でエコー検査をしていただき、医師から「多嚢胞性卵巣症候群ですね」と言われました。卵子が育つまでに時間がかかり、生理周期が延びる原因になると言うのです。


 

PMSに関してはピルの内服を提案されましたが、2人目を希望していたので、漢方薬をいただくことに。PMSの症状を改善するだけでなく、生理周期の乱れにも効果があると説明をうけました。

 

「漢方薬を飲みながら、半年くらいは妊活を頑張ってみてください。でも、あなたは排卵障害があるから希望すれば早く不妊治療を始められますよ」。その言葉に、私は驚きを隠せませんでした。

 

1人目をトラブルなく妊娠、出産したため、ある意味余裕ぶっていたのだと思います。そんな私に「不妊治療」という言葉が重くのしかかったのです。

 

その後、漢方薬のおかげかPMSは改善し、生理周期も安定していきました。
排卵の予測もしやすくなり、本格的な不妊治療を始める前に2人目の子どもを授かることもできました。産婦人科を受診しなければ、今も体の異常に気づかないままだったかもしれません。

 

 

産婦人科にはなかなか慣れなかった私。内診やデリケートな話題を話すことに抵抗がありました。でも、今回の事で信頼できる先生に出会い、産婦人科受診のハードルが下がったように思います。これからも、困ったときはためらわずにかかりつけの先生に相談して、時には薬の力も借りながら、生理やPMSと付き合っていきたいです。

 

著者/結城あかね
作画/ののぱ
監修/助産師 REIKO

 

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イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ののぱ
2014年8月生まれの息子は発達凸凹さん。
(自閉症スペクトラム及びADHD) 大変なことも沢山あるけれど、ピースフルでとびきりキュートな息子にいつも笑顔をもらっているシングルマザーです!南九州に生息しています。

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