2022年11月3日 22:40
<虐待しかけた話>「なんだそんなことか…」でも結局役に立った、私が見つけた子育てのヒントとは…
妹のとんちゃんが生まれると、長女のうーちゃんはちりさんに甘えるようになりました。ちりさんは、夜、寝るときのうーちゃんのリクエスト「座ってトントン」に応えていましたが、次第に疲弊していきました。そしてある日、ちりさんのイライラは爆発し、力任せにトントンしてしまいました。後悔と反省をするちりさん。しかし、イライラをコントロールするのは難しく、何度も繰り返し怒ってしまうため、育児書を読んだり義母に相談したりして試行錯誤するように。
一時期はちりさんがうーちゃんを温かい目で見守られるようになり、うーちゃんも落ち着き、穏やかに過ごせていました。けれど、とんちゃんが動けるようになってきて、事態はまた変わってしまいました。うーちゃんがとんちゃんを怒るので、ちりさんがまたイライラするようになってしまったのです。
「このままじゃおかしくなってしまう」
そう思ったちりさんは、良い解決策がないか、インターネットを検索しました……。
なんだそんなことか…、と思ったけれど
ちりさんが見つけた育児サイトには、こう書いてありました。
「上の子の気持ちを受け入れてあげること」
なんだそんなことか……と思ったちりさんですが、振り返り、実はできていなかったことに気が付きます。下の子のとんちゃんをかばってばかりいたのです。さらに、うーちゃんの考えが間違っていないことにも気が付きました。
それからのちりさんは、
「うーのおもちゃだもんね。とられたら嫌だよね」
と、うーちゃんの気持ちに寄り添うように徹底しました。
うーちゃんが落ち着いているときは、
「とんは叩かれてどんな気持ちだったと思う?」
と、とんちゃんの気持ちを一緒に考えるようにしました。
さらに、可能な限り、うーちゃんとの2人の時間をとるように。
ちりさんはうーちゃんに寄り添い続けたのです。
◇◇◇
ちりさんは、見つけた子育てアドバイスの中から、自分に足りないのは「上の子の気持ちを受け入れることだ」