<真冬の車内で出産した話>「出産は命懸けなんだよ!?」お産に絶対なんてないからこそ…
病院に向かう車中で第3子を出産した優花さん。紆余曲折を経て、ようやく出生届が受理されます。それから数カ月後、弟夫婦が遊びに来てくれたときのお話。
命懸けで産もうとしているのは、あんたの子!
家に遊びに来てくれた弟の奥さんは妊娠8カ月の妊婦さん。初産での出産を控えている中、「なんとかなるでしょ」といった楽観的な弟に、姉の優花さんが静かに口を開きます。
「お産は一人ひとりまったく異なり、本当に何が起きるかわからないもの」
だからこそ命懸けで産もうとしていること、そんな奥さんの不安や恐怖、覚悟をすべて受け止めて寄り添ってほしいと、夫である弟に訴えかける優花さん。
自身が予期せぬ出産を経験したことで、「絶対に大丈夫というお産はない」ということを身をもって実感した優花さんだからこそ、その言葉により重みを感じますね。
車内での出産を経て、直後からわが子のために奔走した優花さん。
産後すぐの体では、ものすごく大変でつらいこともたくさんあったと思います。あらためて、本当にお疲れさまでした。優花さん家族がこれからも幸せでありますように。
著者:マンガ家・イラストレーター あおば 監修者・著者:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。