<小学生トラブル>「犯人はわかってるけど…」なぜ?嫌がらせが続いても、誰にも言わない少年
誰とでも気さくに話せるソウと、友だちの輪になかなか馴染めないレクト。小学3年生の2人は、ソウがレクトに声をかけたことがきっかけで、仲良くなりました。元々は別のクラスで、放課後の公園で遊んでいた2人ですが、3年生から同じクラスに。ソウにとってレクトは友だちの1人にすぎませんが、レクトにとってソウは唯一の友だち。2人の関係には、温度差がありました。
ソウはレクトと新学期から同じクラスになるも、レクトとはたまに話す程度。ある日、レクトに「放課後、公園で遊ぼう」と誘われますが、ソウは習い事を始めることになっていたため、レクトに謝り、放課後の誘いを断ります。
レクトには「ソウと一緒にいられない学校はつまらない。
せめて放課後の公園だけでも……」という切なる思いがありました。そんな思いを知るよしもないソウは、軽い気持ちで、レクトの誘いを断ったのですが……。
くつ箱の中に、また紙クズが…
ソウがレクトの誘いを断ってから、しばらく経ったある日。
「なんで……?」
ソウのくつ箱の上履きの上に、紙クズが……。これが初めてのことではありませんでした。
紙クズをそっとポケットにしまうソウ。
「犯人はなんとなくわかってるけど、なんでオレなの?」
ソウは誰の仕業か予想がついてるものの、理由が見当たりません。
教室では、担任の先生が明日から休むことなどが話されますが、ソウは紙クズのことは言わず、先生の話を聞いているのでした。
明らかな嫌がらせを受けていても、誰にも言わず黙っていたソウ。犯人の見当がついているから、かばっているのか、様子を見ているのか……。
どちらにせよ、小学3年生で、落ち着いた対応に感心してしまいます。しかし、子どもが嫌がらせを受けていたら、すぐにでも相談してほしいのが親心。ソウには、これ以上の事が起きる前に、周りの大人に相談してほしいですね。
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