「診断が出ました」娘の発達検査に消極的な夫を連れて受診。私はショックだったが<カサンドラで離婚>
アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。アコさんの夫、ユーマさんは、やさしくて真面目な人。しかし、なぜか結婚生活に息苦しさと孤独を感じていたアコさん。あるとき、ユーマさんが自分に向けて心から笑っているところを見たことがないことに気が付きます――。出産後、赤ちゃんとの暮らしを楽しんでいたアコさんですが、おむつ替えやお風呂などのお世話を何度やっても失敗してしまうユーマさんにイライラ。自分でやったほうが早いと思ってしまうように……。
やがて娘の発達の遅れが気になり始めたアコさん。ユーマさんに相談しますが、ユーマさんは「大丈夫だよ」と言うばかり。
無責任な返事に、アコさんは心のすれ違いを感じるようになっていきました。
娘は4歳になりましたが、発達がずっと気になっていたアコさん。病院で診断を受けることに。予約が取りづらかったけれど、必要と言われ数回通いました。
そして出た診断結果は「自閉症スペクトラム」のグレーゾーンでした。
娘の診断結果
しずくちゃんの発達の遅れが気になるアコさん。ユーマさんにどこかで相談したいと言っても「考える」と言ってユーマさんはなかなか返事をくれません。……と思ったら1週間後に手紙で返事が来ました。手紙で返事をくれるのはいつものことでした。長文ですが、わかりづらく、また検査をしたくないという内容のものでした。
アコさんはお母さんの後押しもあり、自分で相談センターへ行って相談することに……。
4歳のしずくちゃんは、市の発達センターでテストや療育を受けることになりましたが、診断を出すのは医師。子どもの発達専門の病院へ行くことになりました。
ユーマさんにもついてきてもらい、診断結果を一緒に聞くことに。すると、「自閉症スペクトラムのグレーゾーンです」と医師。
モヤモヤするアコさんでしたが、「自閉症スペクトラム」という診断を受け入れました。