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「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>

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アスペルガー症候群の夫、ユーマさんとの結婚生活からカサンドラ症候群になり、離婚したアコさんのお話です。夫のユーマさんはやさしくて真面目な人でした。しかしアコさんは、結婚後、息苦しさと孤独を感じるように。とくに産後は、育児の悩みを相談しても一緒に悩んでくれる様子が見られず、アコさんの心はどんどん離れていきました。友人に相談しても、みな、「頼めばなんでもやってくれるのにぜいたくだ」などと言って、アコさんの、夫とわかり合えないつらさを理解してくれる人はいませんでした。

ある日アコさんは、「お願いだから何か言ってよ! 私はユーマの意見が聞きたいの!」と泣いて訴えました。しかしユーマさんは黙ったまま……。アコさんはこうして、期待しては落ち込むを繰り返していました。


 

また別の日のこと。アコさんは、娘のために買った発達障害の本を読んでいました。すると、気になることが……。

 

もしかして夫は発達障害…?


「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 

「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


※誤)クレーン減少→正)クレーン現象

※クレーン現象とは、子どもが何かをしてほしいときに、相手の手を引っ張ってやりたいことを達成しようとする動作のことで、他人に対する要求手段とされています。指差しや言語が出てくると自然になくなると言われています。発達障害がある子どもに多いとされていますが、発達に問題がなくても見られます。

 

「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 
「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 

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「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 

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「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 
 
「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 

「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 

「もしかして夫は発達障害…?」本を読み固まる私。腑に落ち、絶望感に襲われた<カサンドラで離婚>


 

娘のしずくちゃんは、「自閉症スペクトラムのグレーゾーン」という診断が出ているため、アコさんはこの日、以前に買った発達障害の本をもう1度しっかり読むことにしました。

 

するとアコさんは、本に書かれていることが気になり始めました。


 

「受け身すぎる」

「表情や話しぶりなどから相手の気持ちをくみ取ることができない」

「空気が読めない」

「自分のやり方への強い固執」

「興味や関心の極端な方より」

「的外れなことを言ったりする」

 

これらは、ユーマさんにあてはまる気がしたのです。

 

「まさか、そんな……」と思いつつ、でも、発達障害だと考えると、今までのユーマさんの行動が、すべて腑に落ちていきます。

 

もしかしてユーマも発達障害なの……?

 

そして本を読み進めて次の文章を読んだ瞬間、アコさんは凍り付きました。

 

「分かり合えることが難しい」

 

ユーマさんとわかり合いたくて、これまで必死だったアコさん。絶望感に襲われてしまうのでした。

 

 

今なら本に書かれていることがすべてではないと思うアコさんですが、当時は、書いてあることがすべて正しいと思い込み、ショックを受けたそうです。アコさんと同じ境遇で、SNSでこのマンガを読んだ方からは、本の内容に同意する苦悩の声もあれば、「相手が発達障害であることがわかってからは付き合いやすくなった」というコメントも届いていました。いつかユーマさんとわかり合えると希望を持って、これまで頑張ってきたアコさん。
少しでもわかり合えることを願わずにはいられません。

 

監修/助産師 松田玲子

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 

作画:鳥頭ゆば

 

著者:マンガ家・イラストレーター アゴ山
シングルマザーで2児の母です。自分の体験談や過去に出会ったヤバイ人たちの話などを書いてます。イラストは鳥頭ゆばさんに描いて頂いています。

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