<急性脳症>ついに病名が判明。合併症を引き起こし、さらにある後遺症も残るかもしれなくて?
3人の子どもを育てているサチさん。3人とも初めての発熱は突発性発疹が原因でした。なので、1番下の子が発熱したときも安易に考えていたら、まさかの事態になってしまい……?
ヒカリちゃんが緊急処置をした次の日の朝、サチさんはヒカリちゃんに会いに病院へ行きました。そしてICU(集中治療室)に入ると、ヒカリちゃんはたくさんの機器につながれていたのです。
それを見て涙が止まらなくなってしまったサチさん。初日の面会では、ヒカリちゃんの名前を呼ぶだけで15分が過ぎてしまいました。
そして、ヒカリちゃんの状況が何も変わらないまま3日が過ぎたのです……。
ICUに入って3日目。
主治医の丸野先生はヒカリちゃんの病名を教えてくれました。ヒカリちゃんは「急性脳症」という病気になっていたのです。そして、その病気は「まひ」が残るかもしれないとのこと。
すぐに夫に連絡をしたサチさん。すると、夫は会社を早退してきてくれました。そして、サチさんは「ごめんパパ! 私がもっと早く病院へ連れて行っていたらこんなことにならなかったのに!」と夫に言いました。
しかし、いくら後悔をしても時間が戻ることはない……サチさんはその現実に涙が止まらなくなってしまったのです。
◇◇◇
医師によると「脳症」とは、「脳機能の全般的な機能の低下」のこと。そして、脳機能が急激に低下した状態のことを「急性脳症」と言います。「脳症」は意識の低下、運動機能の低下、けいれん、異常行動などの症状を起こすことがあるようです。発熱など感染をきっかけに症状がでることが多いですが、原因を調べることも大切なので、検査が必要なのだとか。
ついにヒカリちゃんの病名が「急性脳症」だとわかり、まひが残るかもしれないことを主治医に言われたサチさん。病名を言われて、急にまひが残ると言われたら驚いてすぐには受け入れることができないですよね。
著者:マンガ家・イラストレーター つきママ
ワーママで3児の母。
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
ヒカリちゃんが緊急処置をした次の日の朝、サチさんはヒカリちゃんに会いに病院へ行きました。そしてICU(集中治療室)に入ると、ヒカリちゃんはたくさんの機器につながれていたのです。
それを見て涙が止まらなくなってしまったサチさん。初日の面会では、ヒカリちゃんの名前を呼ぶだけで15分が過ぎてしまいました。
そして、ヒカリちゃんの状況が何も変わらないまま3日が過ぎたのです……。
後遺症は重度ではないけれど、軽度でもないようで…
ICUに入って3日目。
15分の面会が終わって帰ろうとしたとき、サチさんは看護師さんに呼び止められたのです。どうやら主治医からの話があるよう。
主治医の丸野先生はヒカリちゃんの病名を教えてくれました。ヒカリちゃんは「急性脳症」という病気になっていたのです。そして、その病気は「まひ」が残るかもしれないとのこと。
すぐに夫に連絡をしたサチさん。すると、夫は会社を早退してきてくれました。そして、サチさんは「ごめんパパ! 私がもっと早く病院へ連れて行っていたらこんなことにならなかったのに!」と夫に言いました。
しかし、いくら後悔をしても時間が戻ることはない……サチさんはその現実に涙が止まらなくなってしまったのです。
◇◇◇
医師によると「脳症」とは、「脳機能の全般的な機能の低下」のこと。そして、脳機能が急激に低下した状態のことを「急性脳症」と言います。「脳症」は意識の低下、運動機能の低下、けいれん、異常行動などの症状を起こすことがあるようです。発熱など感染をきっかけに症状がでることが多いですが、原因を調べることも大切なので、検査が必要なのだとか。
ついにヒカリちゃんの病名が「急性脳症」だとわかり、まひが残るかもしれないことを主治医に言われたサチさん。病名を言われて、急にまひが残ると言われたら驚いてすぐには受け入れることができないですよね。
著者:マンガ家・イラストレーター つきママ
ワーママで3児の母。
子育て、仕事、マンガを描くこと。どれも全力投球しています!
監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生
愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。