<小学生トラブル>「息子が加害者扱いされているのに…」息子の交友関係を把握できていないことに後悔
小学3年生で、同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウがレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。ある日、レクトに声をかけると、突然殴りかられたソウ。興奮するレクトを制止していると、騒ぎを聞きつけた教頭先生が駆けつけます。すると、レクトは突然うずくまって「痛い」と泣き喚き、教頭先生はレクトを心配して保健室へと促したのでした。ソウはまるで自分が悪者かのような状況に困惑し、帰宅後に涙しながら、お母さんに事情を説明。そこへ、教頭先生から電話がかかってきました。
教頭先生の話によるとレクトは、「ソウに殴られて、頬が腫れた。ソウからずっといじめを受けていた」と説明したようです。ソウから「レクトに突然殴りかかられた。以前から嫌がらせを受けていた」と聞いていたお母さん。教頭先生に説明しようとすると、お母さんの言葉を遮り、ソウに代わるよう言ってきました。
「親は口を挟むなってこと?」と、いら立つお母さん。ソウに「ありのままを話せばいいから」と教頭先生との電話を代わります。
「そもそも私は…!」後悔する母
「レクトくんてどんな子なんだろう。子どもも親もわからない」
ソウと教頭先生が話している間、トラブルの相手すら把握できない自分を責めるお母さん。
「ソウがこんな目にあってるのに、私はレクトくんを何も知らない」
「そもそも私は、知らなすぎだよ……!」
「お母さん、電話終わったよ」
考え込んでいるお母さんに、電話を終えたソウが声をかけます。
「ソウ、教頭先生はなんて?」
教頭先生の話では、ソウとレクトの話がまったく異なっていたようです。
「レクトはオレに殴られたって話してて。それだけじゃなくて、机に突っ伏してた理由もオレのせいだって……」
ソウはもちろん、お母さんも、まったく異なる主張をするレクトに、驚きを隠せないのでした。