<僕たちは親になりたい>「今月も妊活無理そう」夫の言葉に衝撃を受けた妻。驚きのあまり言葉を失って
結婚してからすでに3年が経過した美咲と拓也。2人の間にまだ子どもはできず……。美咲は早く子どもを授かりたいと思う一方で、拓也はそこまで子どもが欲しいと思っておらず、2人の間には温度差が生じていたのでした。ある日、拓也の帰りが遅くなったことがキッカケで、今まで妊活を後回しにされてきた不満が爆発した美咲。一方で妊活がプレッシャーになっていた拓也は、心の中では(なんで家でも圧をかけられなきゃいけないの? )と思いながらも、本音を話せずにいたのでした。
ひとまずその場を穏便に済まそうと、拓也は美咲に謝罪。さらに、やさしく抱きしめると、近いうちに妊活に取り組む日を作ることを約束したのでした。
しかしその矢先に、拓也の出張が決定。
申し訳なさそうに謝り、「今月も無理そう……」と言った拓也。美咲の反応は……?
夫婦で妊活に取り組もうとした矢先、出張が急に決まって
「それは……仕方がないね……」
一瞬何かを言おうとしたものの、
仕事という都合上理解するしかなく、
残念な表情でそう返した美咲。
「来月はさすがに何もないから……。
必ず……ね……!」
後日、拓也はこの件を学生時代の先輩に相談。
「そのとき俺、ちょっと
ホッとしちゃったんですよねー……」
「妻のことは好きだし、
子どもも授かれたらって思うけど、
いざ迫られると怖いんですよね……」
美咲には言えない本音を続けて話し始めたのでした。
◇◇◇
「妻のことは好きなのに、妊活になると迫られている感じがして怖いと思っていた」という発言からは、拓也自身も悩んでいたことが伝わってきます。今回の件については、学生時代の先輩に話を聞いてもらっていますが、なかなかこういう話を誰にでもできる訳でもないと思うので、身近に相談できる人がいてよかったですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
<僕たちは親になりたい>「差を感じてます」妻との温度差に悩む夫。先輩に本音を打ち明けると!?