<僕たちは親になりたい>「頑張ればすぐ授かれる」と思っていた夫。厳しい現実に直面し思ったことは?
ある日、拓也の帰りが遅くなったことがキッカケで、今まで妊活を後回しにされてきた不満が爆発した美咲。一方で妊活がプレッシャーになっていた拓也は内心不満に思いながらも、本音を話せずにいました。しかし紆余曲折を経て、拓也は妊活に向き合うことを決意。2人で話し合い、まずは1年間頑張ってみようと、妊活に取り組む日々がスタート。しかし、受精のタイミングが月に1度しかないことや、美咲の生理周期が一定でないことから、妊娠することは決して簡単ではないという現実に直面したのです。
解決策を2人で話し合い、妊活の頻度を増やすことに。ところが、回数を増やしたところで、すぐに妊娠するということもなく……。
最初は笑い合いながら励まし合っていた2人でしたが、次第に何とも言えない空気感が漂い始めるようになっていったのでした。
なかなか授かれない現実に、気持ちが焦り始めて…
妊活を開始してから、もうすぐ1年が経つという状況の中、
なかなか妊娠することができず、
次第に焦りの気持ちが大きくなっていった2人。
そんなある日、テレビをつけていると、
とある芸能人の電撃授かり婚のニュースが流れてきました。
「俳優のAさんとタレントBさんが
結婚したことを発表しました」
拓也はそのニュースに反応すると、
瞬時にテレビを消してしまいます。
そして何も言わずに、
その場に立ち尽くしてしまったのでした。
◇◇◇
芸能人の授かり婚を見た瞬間、敏感に反応してしまった拓也。もし拓也と美咲がすでに赤ちゃんを授かっていたなら、なんてことのないニュースだったかもしれませんが、状況が状況のため、喜べないというのが本音だと思いました。2人の空間からは張り詰めた空気が漂っていて、言葉にせずとも美咲と拓也の悲痛な思いが伝わってきますね……。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
<僕たちは親になりたい>「一緒に病院へ行こう」突然の夫の言葉に妻は驚いた表情を浮かべて