<僕たちは親になりたい>「一緒に病院へ行こう」突然の夫の言葉に妻は驚いた表情を浮かべて
3年前に結婚した美咲と拓也。美咲はずっと子どもがほしいと思っていたものの、2人の間には子どもができずにいました。もともと妊活に対して温度差があった2人ですが、紆余曲折を経て、夫婦ともに同じ熱量で妊活に向き合うことに。そして、「まずは1年間頑張ってみよう」と、本格的に妊活に力を入れる日々がスタート。しかし、受精のタイミングが月に1度しかないことや、美咲の生理周期が一定でないことから、妊娠することは決して簡単ではないという現実に直面したのです。
解決策として妊活の頻度を増やしたものの、回数を増やしたところで、すぐに妊娠するということもなく……。
最初は笑い合いながら励まし合っていた2人でしたが、妊活を開始してから1年が経過するころには、何とも言えない空気感が漂い始めるようになっていったのでした。
そんなある日、拓也が「一緒に病院へ行こう」と提案してきて……?
「一緒に病院へ行こう」夫の言葉に妻は驚いて…
拓也の言葉に驚いた表情を浮かべた美咲。
「え……?
でも……前に拓也は……」
そう言うと、
約1年前の出来事を思い出していたのでした。
さかのぼること、約1年前――。
「まずはこの1年、妊活を一緒に頑張ろう」と、
夫婦で決意したあの日。
早速、美咲は不妊治療で評判のいいクリニックを
拓也に提案してみることに……。
しかし、拓也は即答で
「病院には行かないでおこう」と返事をしたのでした。
◇◇◇
妊活を開始するタイミングでは、「病院に行かないでおこう」と言っていましたが、約1年後は「一緒に病院へ行こう」と意見が変わっていた拓也。最初は医療に頼らず、自分達の力だけで挑戦したいなどと考えていたのかもしれません。
ただ、妊活を始める前と始めた後では、いろいろと考え方も変わっていったのではないでしょうか。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
<僕たちは親になりたい>「夫婦関係が悪化する未来が見える」夫が病院に行きたくない理由を話し始めて