<子育てダメ出しママ>「うちの子はできた」マウント!?子どもを比較し、子育て方針に口出しする友人
大学生のときに、ゼミで知り合ったシィさんとエーコさん。タイプの違う2人でしたが、ゼミの打ち上げで、苦手なお酒を先輩にすすめられて困っていたシィさんを、エーコさんが助けてくれたことがきっかけとなり仲良くなりました。社会人になってからも交流を続けていた2人は互いに結婚・出産。少し疎遠になった期間があったものの、お互いにママになったことをきっかけに久々に会うことに。エーコさんの息子くんは、しっかりしているのですが、赤ちゃんへの接し方にはハラハラする場面もありました。シィさんがエーコさんの息子くんにやんわりと注意したことをきっかけに、エーコさんは「シィちゃんって過保護だよね」と言い、独自の子育て論を語り始めたのです。
エーコさんは、子どもたちの成長を比べて、さらにシィさんの子育てについて指摘を続けます。
「親があれこれ先回りしたら、子どもの成長のチャンスを奪っちゃうよ?」
「うちの子は、シィちゃんの子と同じ月齢のとき、もう歩いていたし、しゃべっていたし、いろいろなことができていたよ!」
エーコさんの言葉に、「それって、私の子育てがダメってこと!?」と落ち込むシィさ
ん……。
いわゆるマウントってやつ!?
シィさんの子育ての様子を見て、「うちの子はできていた」「私だったらこうする」と言うエーコさん。
過去にエーコさんに出産祝いを渡したときにも、「これはナシかも」「私は使わない」とダメ出しされ、「下に見られているのかな?」と薄々は感じていたシィさんですが、
「これっていわゆるマウントじゃない……!?」と気づいてしまいました。
正直、いい気はしなかったシィさんですが、エーコさんの息子くんがしっかりしているのは事実。そしてエーコさんが言っていることも理解できるので、反論せずに飲み込んだのでした。
エーコさんからしてみれば、新米ママのシィさんに自分の息子が注意されたことが、おもしろくなかったのかもしれません。そして、「子どもの自主性を重んじる」という自身の子育て方針によって、息子くんはしっかりした子に育っているので、ついシィさんに対してマウントをとるような態度になってしまったのではないでしょうか?
子育ての方針や考え方は、人それぞれ違い、正解はありません。