子育て情報『「もう生まれそうなんですけど!?」マイペースな兄にイライラが止まらない!?【体験談】』

「もう生まれそうなんですけど!?」マイペースな兄にイライラが止まらない!?【体験談】

甥っ子たちが帰ってきて、義理姉から聞いていたのか、みんなで私の心配をしてくれました。甥っ子は上から11歳、5歳、4歳です。頼もしい従兄弟たちに息子も少し表情が明るくなりました。

お風呂から出ると義理姉がごはんを作ってくれていました。食欲はないはずなのに、私の好きな物を作ってくれたおかげでおいしく食べられました。その間、兄は落ち着きなくあちこちを歩き回ります。外の雪は20cmほど積もり、鼻が痛くなるほど寒くなっていました。

おなかが張る間隔は20分になったので、病院に電話をかけました。
私は上の子を抱きしめて「必ず帰ってくる」と言い、義理姉と甥っ子たちに預けます。外に出ると車のエンジンがかかったままでした。兄が事前に車内を暖めてくれていたのです。

その直後、「あ、やべ。ガス欠だ」という兄の声。

「はああああ!? ちょっと、もう痛みMAXなんですけど!」

「病院まですぐだし、そのあとに給油しなよ」  

「いや、もうランプ点滅してるからマジでギリギリだわ」  

そう言って、近くのガソリンスタンドへ。聞けば1時間前から車を暖めていたとのこと。そりゃガス欠にもなるよ!!  

「あ、水分補給しておけよ。
これから大量に水分失うんだから」。その通りだけどそうじゃない!! 私はイライラしながらも、痛みで話すのもおっくうです。兄への呆れと怒りで「レギュラー満タンで」という言葉にさえイライラしてしまいました。

今では笑い話だけれど…

発車するときには、痛みに耐えすぎて疲労困憊……。「雪の中で大変なのに、いい兄ちゃんだったな」と言う兄に、その通りだけどそうじゃないって!! こんな短時間で2度も同じことを思ったのは初めてです。今は私の心配をしてほしい……。

病院に着いたあとも、看護師さんの「じゃあ、旦那さんはこっちに……」「あ、旦那さんは立ち会い希望ですか?」「いえ、兄です」。そんなやり取りにさえイライラ。
今でこそ笑い話ですが、あのときはいっぱいいっぱいで、怒りしかありませんでした。 

出産時は、いつ来るかわからない痛みと不安で自分も余裕がなくなり、周りもソワソワしてしまうものだけに、親切が空回りすることも……。

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