「拓也は親になれなかった」冷めた口調で吐き捨てる妻。 すると夫は!? <僕たちは親になりたい>
子どもが生まれてから、育児は妻の美咲に任せっきりで、家庭をかえりみない自分本位な行動が続いていた拓也。ある日の夜、美咲が「朝起きたら、家族3人で公園に行こう」と提案するのですが、即答で拓也に断られてしまうのでした。結局、赤ちゃんと2人で公園にお出かけをすることにした美咲。気持ちを切り替えて家を出たものの、すれ違いざまで家族を見かけると、なんとも言えない寂しさが押し寄せてきたのでした。
美咲が公園から戻って帰宅すると、赤ちゃんのお世話をめぐって、拓也と言い合いに発展。自分と娘に全く関心を持たない拓也に対して、美咲の怒りが爆発してしまいます。
「そんなに私と花ちゃんと一緒にいるのが嫌なの!?」拓也にそう問いただすと、「今は……嫌だ……」という答えが返ってきたのでした。
夫の答えを聞いて、絶望した妻は…
「拓也……なんで?
前はもっと……!!やさしかったのに……!!」
そう言うと、
もう拓也に期待しないことを宣言。
「拓也が心配してたこと的中したってことだね」
「拓也は親になれなかった」
冷たい表情でそう言い放った美咲。
すると、その言葉にカッとしたのか、拓也は勢いよく
美咲の胸ぐらを掴んだのでした。
◇◇◇
拓也から胸ぐらを掴まれても、表情ひとつ変えなかった美咲。拓也に向かって「親になれなかった」と言い放っていましたが、このひと言には、拓也に対する激しい怒りと悲しみが強く込められているように感じてしまいました。
著者:マンガ家・イラストレーター ちなきち
「俺だけが親になれなかったのか!?」猛反論する夫に妻が返した言葉は? <僕たちは親になりたい>