「児相は動いてるんですか?」息子に執着する少年の複雑な家庭事情…学校の対応は?<小学生トラブル>
小学3年生で同じクラスのソウとレクト。友だちの輪になかなか馴染めないレクトにとって、ソウは唯一の友だちでした。しかし2人の関係には温度差があり、ソウはレクトの誘いを断ったことをきっかけに、レクトから嫌がらせを受けるようになります。そしてレクトは、一方的にソウに突っかかっていたにもかかわらず、駆けつけた教頭先生に「ソウにいじめられていた」と嘘をつきました。担任の鈴木先生が、奥さんの出産のため不在だったときに起きたトラブル。先生は、クラスの生徒たちと話し合いの場を設け、そのことについてソウのお母さんに電話で報告をしました。生徒たちとの話し合いでレクトが嘘をついていたことが明らかになり、動揺したレクトは、突然暴れだしてしまったそう。鈴木先生はレクトを教室から連れ出し、落ち着きを取り戻したレクトとふたりで話し合いをしました。
レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。その際、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「レクトの姉に娘がカツアゲされそうになった」という保護者・高木さんの話が耳に入りました。
高木さんの話では、「レクトの姉は娘に執着していて、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という事件があったそう。レクトには複雑な家庭事情がありそうで、ソウのお母さんは「ただのトラブルでは済まない」と心配していました。
そして、鈴木先生からの「ふたりを引き離そうと思う」という話を受け、「ソウのことを一番に考えたい」と思ったソウのお母さんは、提案を受け入れますが……。
「ふたりを引き離すということでお願いします」と鈴木先生に伝えた、ソウのお母さん。気になっていたことを尋ねます。
「レクトくんの家について少し耳にしたのですが、児童相談所などは動いているんですか?」
「すみません、個人情報なので何も言えません。ただ、レクトの家は学校に対して協力的ではないのは事実です」
そのためトラブルが起きたとき学校側は、「被害者の児童をどう守るかに重きを置いている」と話す鈴木先生。
「ソウを守るため、学校と家庭で協力して、対策を考えていくかたちです」
鈴木先生は、ふたりを引き離す提案をした理由を説明してくれました。
「ありがとうございます。先生、よろしくお願いします」
ソウのお母さんは、鈴木先生を信じて任せることにしたのでした。
ひとまず「ふたりを引き離す」という方向で、解決に向かおうとしている今回のトラブル。
著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人
その際、嘘を認めたレクト。鈴木先生は、「ソウに対して嫉妬心や独占欲、執着があるように感じた」と、ソウのお母さんに自身の見解を伝えます。そして、「お母さんがよければ、レクトからソウを引き離そうと思う」と提案をしました。
レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。その際、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「レクトの姉に娘がカツアゲされそうになった」という保護者・高木さんの話が耳に入りました。
高木さんの話では、「レクトの姉は娘に執着していて、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という事件があったそう。レクトには複雑な家庭事情がありそうで、ソウのお母さんは「ただのトラブルでは済まない」と心配していました。
そして、鈴木先生からの「ふたりを引き離そうと思う」という話を受け、「ソウのことを一番に考えたい」と思ったソウのお母さんは、提案を受け入れますが……。
トラブルになった相手の少年の家庭は…
「ふたりを引き離すということでお願いします」と鈴木先生に伝えた、ソウのお母さん。気になっていたことを尋ねます。
「レクトくんの家について少し耳にしたのですが、児童相談所などは動いているんですか?」
「すみません、個人情報なので何も言えません。ただ、レクトの家は学校に対して協力的ではないのは事実です」
そのためトラブルが起きたとき学校側は、「被害者の児童をどう守るかに重きを置いている」と話す鈴木先生。
「ソウを守るため、学校と家庭で協力して、対策を考えていくかたちです」
鈴木先生は、ふたりを引き離す提案をした理由を説明してくれました。
「ありがとうございます。先生、よろしくお願いします」
ソウのお母さんは、鈴木先生を信じて任せることにしたのでした。
ひとまず「ふたりを引き離す」という方向で、解決に向かおうとしている今回のトラブル。
これでソウが安心して学校生活を送れるようになるといいですね。しかし、「レクトの親は、学校に協力的ではない」という先生の話は、「子どもに関心がないのでは?」と、とても気になってしまいます。ソウと同じく、レクトも安心して生活できる環境が整うことを願うばかりです。
著者:マンガ家・イラストレーター 愛すべき宇宙人