2023年8月2日 11:40
「謝罪でなく自分の心配ですか!?」先生の言葉を聞いた瞬間、塾長がブチギレて <犯人にされた私>
「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、その日からつむ田さんに嫌がらせをするようになっていったのでした。そんなある日、オイカリ先生はつむ田さんを下のクラスに落とすために、ある行動に出ることに。塾の授業が終わり、つむ田さんが帰ったのを確認すると、教室の扉を閉めてクラス分けがかかっているテスト範囲の改訂版の予定表を配布したのです。また、つむ田さん以外の全員の生徒たちに対し、「このことは誰にも話さないように」と口封じをしたのでした。
当日クラス分けテストをおこなうと、オイカリ先生のシナリオ通りつむ田さんただひとりが下のクラス行きが確定。つむ田さんがショックでがく然としていると、男子生徒が「つむ田に伝えたいことがある」と呼び止めてきて、これまでオイカリ先生がおこなってきたことを話してくれたのです。
すべてを話し終わった男子生徒は、つむ田さんに「この話は黙っててほしい」と頼み込むのですが、偶然2人が話しているのをコワモテ先生が立ち聞きしていました。
「絶対に悪いようにはしないので、もう一度話してほしい」コワモテ先生はそう2人に話しかけると、オイカリ先生の失態が明らかになったのでした。
塾長に必死で弁明しようとするも、聞き入れてもらえず…
塾長に「クビでしょうか?」と質問したオイカリ先生。
その言葉に塾長の怒りが頂点に……。
「私があなたの立場なら、
自分から辞表を書くと思いますよ」
「あたなは教師に向いてない。
しばらく家で頭を冷やしてください」
そう言うと、その場を立ち去ろうとする塾長。
オイカリ先生は必死で呼び止めるのですが、
聞き入れてもらえませんでした。
(終わった……俺の人生)
そう思いながら、荷物をまとめていると
1枚のメモが……!
(そうだ、俺には良子がいた)
メモを見た瞬間、オイカリ先生は
成績優秀な良子ちゃんの存在を思い出したのでした。