子育て情報『ついやりがちだけどNG!保育士が実は困っている、子どもが体調不良のときの親の対応とは』

2022年6月30日 09:00

ついやりがちだけどNG!保育士が実は困っている、子どもが体調不良のときの親の対応とは

 

ちなみにですが、私自身の子どもが体調不良時に目安にしているのは、「平熱に下がってから24時間経過後に登園(登校)する」です。この目安で登園すると、熱をぶり返すことはありませんでした。

急変時になかなかお迎えに来ない

朝は元気に登園したけど、保育園で生活しているときに発熱や下痢、嘔吐など引き起こす場合があります。保育園の職員に看護師がいたり、病児保育施設があったりする場合もありますが、多くの保育園に看護師はいません。

保育士は保育の専門家ですが、病気の専門家ではありません。病気の子がゆっくりできる部屋がない保育園もあるでしょう。お子さんが体調不良になった際、保育園から連絡が入ったら、早めにお迎えに来てください。稀にあるのは、体調不良で職場に連絡をすると親御さんが仕事をお休みしていて、なかなか連絡がつかないということ。
仕事がお休みの日は、登園時に伝えるとこも緊急時対応にはとても大切なことですね。

家族が感染症にかかったことを伝えない

新型コロナウイルスはもちろん、インフルエンザ、水ぼうそう、はしかなどの感染症に家族がかかった場合は必ず保育園に伝えてください。感染症の種類によっては、子どもも登園ができないものもあります。感染症にはそれぞれ潜伏期間がありますので、伝えてもらえると、早期発見ができることもあります。また、保育園での感染拡大を防ぐためにも、感染症にかかったらその人が保育園の送り迎えをするのは控えましょう。

以前、私の保育園であった事例です。保育園で発熱のあった男の子がいました。保護者に早めのお迎えをお願いすると、「2週間前にお兄ちゃんが水ぼうそうになったので、水ぼうそうかもしれません」と言われました。
それまでの2週間、保護者といろいろな話をしてきたのに、その話題になったことがなかったのでびっくりしました。結果的に、その男の子は水ぼうそうにかかっていましたが、幸い他の子どもたちに感染することはありませんでした。でも、あらかじめ知らせてもらっていたら、発熱前や発熱後の保育園の対応が違ったのではと感じています。

体調不良のときは、本人のためにも保育園に来ている他のお友だちのためにも、親が勇気をもって「休む」という判断をしていただく必要があることもあります。

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