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「あ、あ、あのね」息子の話し方に異変が!悩んでいると、ある日転機が訪れ…

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現在5歳の長男は、2歳半のとき「あ、あ、あのね」「ほ、ほ、ほいくえん」などと話し始めの最初の文字を繰り返して話すようになりました。保育園の先生からも「吃音(きつおん)ですね」と指摘されるほど。私はネット情報に翻弄され、親の育て方のせい、将来いじめの原因になるなどの悲しい話で頭がいっぱいに。長男の将来が不安でたまらなくなり、涙が止まらなくなることが何度もありました。そんな私が吃音と付き合っていく方法に出合った体験談です。

「あ、あ、あのね」息子の話し方に異変が!悩んでいると、ある日転機が訪れ…


 

 
「あ、あ、あのね」息子の話し方に異変が!悩んでいると、ある日転機が訪れ…


再発を繰り返す


長男が2歳半のときの吃音は、2カ月くらいで消え、気付くと以前のように話せるようになっていました。しかし、また3カ月くらい経ったときに吃音の症状が出始めたのです。

 

特に自分の名前を呼ぶときは毎回、繰り返してしまい、思うように自己主張できない長男を見て、私は毎日悲しくなっていました。
その後も波があり、症状は数カ月単位で出たり消えたりを繰り返していました。

 

力みすぎて言葉が出ないことも


一番ひどかったのは長男が3歳のときで、常に吃音が出てしまっている状況でした。何か言いたそうにしているのに、力みすぎて口が動かず、言葉が出なくなってしまい、地団駄を踏んでしまうこともありました。保育園の先生に相談すると、周囲の子に話し方を指摘されることはなく、楽しんで遊べているとのこと。

 

ただ私は、長男が言いたいことを伝えられず苦しんでいるのではないかと心配でした。そんなとき、地域の療育センターで吃音の相談ができるということを知り、藁をも掴む思いで訪れると、言語聴覚士さんと話をすることができました。

 

 

親がすべきことを教えてもらう


言語聴覚士さんは「親がゆっくりと話す」「どもっていても指摘しない」「子どもの得意なことや良い面に注目する」などとアドバイスをくれました。保育園でも先生や友だちに指摘されないよう、担任の先生に注意して見守ってもらうようお願いすることに。


 

ひとりで悩んでマイナス思考になっていたので、療育センターに行って本当によかったと思いました。その後は定期的に療育センターに通いながら、できるだけゆったりと生活するよう心掛けています。

 

 

長男は4歳になると吃音の頻度が減りましたが、出たり消えたりの波は続いています。来春からの小学校生活が不安ですが、長男は頭の回転が速く、努力家。親が話し方ばかりにこだわるのではなく、長男の長所に目を向けて生活していくつもりです。吃音で困ることのないよう、全力で応援していこうと思います。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。


 

 

監修/助産師REIKO

イラストレーター/まっふ

著者:土田えり子



2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。

 

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