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「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>

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「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>


庭野はなさん一家は、娘のつむぎちゃんが小学校に上がるタイミングでマイホームを購入。つむぎちゃんは、ご近所に住む、同い年のサラちゃんと大の仲良しになりました。サラちゃんの母親・リカさんは、ユージという男性と不倫関係にあり、不仲だった夫とは別居予定。リカさんは、理不尽にはなさんやサラちゃんを怒鳴ったり、責めたりすることがありました。自分勝手なリカさんに、苦手意識がありつつも、「子どもたちの仲を壊したくない」という気持ちがあったはなさんは、「ユージとのデート中にサラちゃんを預かってほしい」というリカさんからの頼みを受け入れていました。サラちゃんを預かっていたある日、何を思ったのかリカさんが「娘が誘拐された」と通報し、警察沙汰に発展。誤解は解けたものの、怒りの収まらないはなさんは、リカさんの家に押しかけました。すると、「友だちならこっちの気持ちくらい理解してよ!」と開き直るような態度をとるリカさん。
その様子に「あんたなんて他人以下よ! 今一番かわいそうなのはね、サラちゃんだから!」と、高ぶる感情に涙ぐみながら、はなさんは訴えました。

「あんたみたいな人間でもね、サラちゃんにとっては世界でたったひとりの大切なママなんだよ!」とリカさんの勝手な言動を咎め、はなさんはリカさんの頬めがけて手を振り上げました。

 

そこに割って入ったのは、サラちゃん。「ママのこと叩いちゃダメえええッ」と精いっぱい声を出し、「ママもサラと一緒で寂しいだけなの! サラだけが楽しくしちゃったから……」と号泣します。

 

そんな娘の姿にリカさんは、「なにそれ。私だけ楽しくないみたいじゃん」とひと言。ふてくされたような態度をとるリカさんに、今度はつむぎちゃんが声を上げました。「楽しくないなら、私と遊んでよ! サラちゃんと3人で! ぜったいぜったい楽しいんだから!」とつむぎちゃんなりに、リカさんを助けようとした結果……。


 

幼い子どもたちがトラブルを解決!?


「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>


 

「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>


 

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「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>


 

「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>


 

「男もいないし、お金も…」子どもからの「遊ぼう」にしょうがなく応じる母親<ご近所トラブル物語>


 

「約束して! みんなで一緒に遊ぶって約束して!! サラちゃんも仲良く遊びたいって思ってるから」

 

つむぎちゃんの必死の訴えに、「わかった。一緒に遊ぶ」と答えるリカさん。

 

「どーせ今かまってくるれる男いないし、家のお金も底見えてきたし、一緒に遊んであげるって言ってんの」

 

リカさんの言い方にイラつくはなさんですが、子どもたちは大喜び。

 

「ちょうど仕事見つかるまで時間空いてるから。その代わり、働きだしたら遊ぶのはおしまいだからね!」

 

「……!? 無職!? えっ!?」

 

はなさんは内心、とても驚くものの、つむぎちゃんとサラちゃんは、純粋無垢な表情で飛び跳ねて喜ぶのでした。

 

 

ひとまず子どもたちが笑顔で喜んでいる様子に、ひと安心ですね。リカさんの身勝手な言動で発展した、親同士の言い争いですが、解決するきっかけをつくったのは子どもたちでした。

 

しかし、「男はいないし、お金もない」というリカさんの言葉には、ひっかかってしまいます……。
親であれば幼い子どもと一緒に遊んで楽しむことに、理由はいらないはず。そして、子どもから「一緒に遊ぼう」と無邪気に言ってくれる時期は、ほんの一瞬なのではないでしょうか。子どもとの時間を通して、リカさんには大切なことに気付いてほしいですね。

 

著者:マンガ家・イラストレーター こばぱぱ

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