涙を流してまで反省したフリをする夫。妻が気づいた致命的に足りないものとは…<生活費を払わない夫>
共働き夫婦のハラエさん。夫であるゴマンさんは毎月5万円しか生活費を入れてくれません。もちろん家事もハラエさんの役目。経済的DVとも言えるこの状況を抜け出すために、ハラエさんは離婚を切り出しました。しかしゴマンさんは離婚に応じたくありません。そのワケは……。
離婚はゴマンさんにとって不利なことばかり。月5万円さえ家に入れていれば暮らしていける今の生活を手放したくはありません。
どうにかこのままやり過ごせないか、焦って考えたゴマンさんは、ひとまず反省した素振りを見せることにしました。
涙を流す夫。それを見て妻は……
ゴマンさんの反省する姿に一瞬心を動かされたハラエさんでしたが、ムスメさんは動じません。ゴマンさんの思惑はすべてお見通しです。
しかし生活が懸かっているゴマンさんは「大人の反省したフリ」に全身全霊をささげます。“月5万円で家庭を維持できる暮らし”を守るためならと、涙まで流していました。
その様子を眺めていたハラエさんは、肝心な「謝罪の言葉」がないことに気がついたのでした。
涙を流してまで反省しているゴマンさん。なぜ「ごめんなさい」の言葉を発さないのでしょうか。
たった6文字でも、反省の気持ちを伝えるには必要な言葉です。
謝ればすべてが解決するわけではありませんが、ハラエさんに苦労をさせていたことは事実。心からの謝罪を伝えてほしいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター じむ