子育て情報『夜中に子どもが突然泣き叫ぶ…3〜6歳に起こりやすい!?就寝中にパニックになる「夜驚症」とは』

2022年8月2日 14:30

夜中に子どもが突然泣き叫ぶ…3〜6歳に起こりやすい!?就寝中にパニックになる「夜驚症」とは

そのような体験をしたときに「安心していいよ」「怖がらなくて大丈夫」などと伝えることが症状の改善につながることもあるようです。

落ち着いて見守ることが重要! 夜驚症の対処法と治療法

多くの場合は成長とともに症状が落ち着き、特別な治療は必要ないケースがほとんどです。専門的な治療はおこなわず経過観察という場合が多いでしょう。

経過観察をする場合のポイントは、ママやパパが慌てずに落ち着いて対応することです。子どもが泣き叫んだり、パニックを起こしても無理に起こしたり、押さえつけたりせずに、動き回ることを想定し、周囲に危険なものがないかを確認して治まるまで見守ります。

また、決まった時間に布団に入り、決まった時間に寝るという規則正しい睡眠習慣や安心して寝られるように好きな絵本を読むなどの入眠儀式も改善の効果があるようです。ただ、夜驚症があまりに激しく、親子の睡眠や健康に支障をきたすようであれば、小児科や睡眠外来のある精神科に、症状をしっかり観察したうえで相談し治療法や対策がないかを聞いてみましょう。投薬治療で症状を軽くすることができる場合もあります。


夜驚症は発達段階で起こる症状なので、珍しいことではありません。成長とともに回数が減り、いずれ治まってくるので、ママやパパはおおらかに構えて見守る姿勢でいることが大切です。

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著者:アキモトスズ
監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。

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