「まだ1カ月検診も終わってないから」夫からの夜の誘いを断ると…<家族なんていらない>
出産そして子育てに奮闘する小梅と、その夫で性格にやや難がある!?やっくんの物語です。無事、かわいい女の子を出産した小梅。赤ちゃんの名前の話になり、女の子の場合は小梅が決めることになっていたので、「結菜」という名前で出生届を記入済み。提出は夫にお願いしました。後日、小梅のお母さんが赤ちゃんを見にきたとき、やっくんも産院にやってきました。赤ちゃんの名前は何にしたの?とお母さんが聞いたところ、やっくんは「麦」と答えます。予想外の答えで小梅の頭は真っ白に……。
娘の名前を「結菜」にしたかった小梅は病室で大泣き。
ですが、看護婦さんに「かわいいし、お母さんの名前とのバランスもぴったりでいいですね!」と言われ、少し救われた気持ちに。退院した小梅は食事中、なんで出生届の名前を書き換えたのかをやっくんに問いました。「うちの子は美形ではないし、結菜は名前負けしそうだし、麦なら素朴で……」と容姿を悲観するやっくんに小梅は激怒。そして小梅の悩みはこれだけに尽きず……。
自由な夫と育児に追われる妻
実家に戻らず、麦ちゃんと3人の生活をスタートした小梅。両親や姉、義父母のサポートもあり、無理する事なく20日が過ぎました。授乳して娘が寝たタイミングで小梅も寝ようとしたところ、久しぶりに夜の営みを再開しよう!とやっくんが話しかけてきました。
小梅は、まだ1カ月検診も終わってないし……、赤ちゃんのお世話でそんな体力がないと話します。
するとやっくんは不機嫌になり、「出産ぐらいでオーバーだ!」と怒って寝室に行きました。
出産から2カ月。小梅の体のことを労ってくれない夫のグチをママ友に話します。産後、夜の営みを再開するタイミングは難しいよね〜という会話に。小梅のやっくんに対する不満はこれだけにとどまらず、オムツは替えない、休日はひとりで出かけるなど他にもいろいろあるようで……。子育てに積極的に関わって欲しいのに、逃げられてワンオペ育児になっていると話します。
小梅は育児に奮闘し、父親だけ独身のころと変わらない生活というのは困ったものですね。どこまでも自己中なやっくんを小梅はうまく操縦できるのか……。
やっくんにはいいパパになって欲しいですね。
紙屋束実さんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実