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夫「稼いでない奴は黙ってろ!」見かねた義母が衝撃の提案!?そこから、“夫婦の役割”が逆転するまで

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夫「稼いでない奴は黙ってろ!」見かねた義母が衝撃の提案!?そこから、“夫婦の役割”が逆転するまで


私は夫と結婚し、娘を出産しました。夫の強い希望で仕事を辞め、専業主婦として家事と育児に奮闘する毎日。しかし、専業主婦になった途端に夫の態度は一変したのです。

夫の希望で退職、でも…


私は仕事が好きだったので、本当は出産後も続けたかったのですが、夫から「子どもが小さいうちは母親がそばにいたほうがいい」と説得されました。「俺がしっかり稼ぐから大丈夫」と言われ、専業主婦になることを決めたのです。

 

ところが、娘が生まれてからも夫は育児をほとんどせず、共働きのときは分担していた家事まで、すべて私に押し付けるようになりました。

 

さらにお金についても厳しく、生活費の管理は完全に夫。必要な買い物をしても「俺のお金を使ってるんだから」と責められることもしばしば……。
自分の飲み会や趣味には惜しみなくお金を使うのに、私や娘にかかるお金については文句を言い、「稼いでないくせに! もっと節約しろよ」と切り捨てられました。

 

 

生活費を減らされ、パートを考える


その後、夫から渡される生活費は少しずつ減らされ、私は仕事を辞めたことを深く後悔しました。けれど落ち込んでばかりもいられません。少しでも自由に使えるお金を増やそうと、パートに出ることを決めました。

 

しかし、夫は頭ごなしに拒否。「お金が欲しいなんて理由はお前のエゴだろ」「保育園に預けられる娘がかわいそうだ」「生活費が足りないのはお前の工夫が足りないから」と、私の気持ちをまったく受け止めてくれませんでした。

 

もうこんな生活には耐えられない……。私はある人を頼ることにしました。


 

 

夫が逆らえない人物とは…


それから数日後。この日も、仕事から帰宅した夫の買い物チェックが始まりました。私が「レシートは捨てた。全部必要なものだから無駄遣いはしていない」と言うと、夫は「無駄かどうかは俺が決める! 稼いでいないやつが偉そうにするな!」と声を荒らげたのです。

 

その瞬間、奥の部屋から娘を抱いた義母が現れました。そう、私が頼った相手は義母。夫の言動を直接見てもらうために、自宅に呼んだのでした。義母に頭が上がらない夫は、まさかの状況にたじろぎます。


 

義母は「仕事してるほうが偉いって? 家事も育児も立派な仕事でしょ。家庭を支えてるのは誰だと思ってるの!」と夫を一喝しました。

 

それでもなお、「生活費が足りないから共働きするしかない」という私の意見に、「娘がかわいそうだ」と返す夫を見て、義母は「だったら、あんたが専業主夫になってみたら?」と、まさかの提案をしたのです。

 

 

義母の提案をきっかけに夫に変化が!?


その言葉に私も夫も一瞬固まりました。「専業主夫」という言葉は聞いたことがありますが、わが家に当てはめて考えたことはなかったのです。けれど、よく考えてみれば「夫が家事・育児を担い、私が働く」という選択肢もありかもしれない……。

 

義母は「今後のことは、2人でよく考えなさい。それから、○○(夫)はしっかり反省すること。
あなたも育児や家事をして、とにかく必要な生活費はきちんと奥さんに渡すのよ!」と言い、帰っていきました。

 

最初は渋い顔をしていた夫ですが、何か思うところもあったのか、その後は徐々に育児や家事をするように。もともとは共働きで家事を分担していたこともあり、夫は家事を問題なくこなせます。

 

育児については「本当に任せられるのだろうか」という不安もありましたが、最初はぎこちなかったものの、続けるうちに慣れていき、むしろ私よりも丁寧で何かと手際のいい夫。もしかしたら本当に「専業主夫」に向いているのかもしれない――私もそんなふうに思うようになっていったのです。

 

 

こんな夫婦のカタチもいいね!


そんなある日、夫がぽつりと打ち明けたのです。

「実は、男なんだからしっかり稼いで家族を養わなきゃって、ずっとプレッシャーに感じてたんだ。でも、本当は働くことがあまり向いてないのかもしれない。
家事や育児のほうが自分に合っている気がする」

 

その言葉を聞いたとき、私の中の不安がふっと和らぎました。夫も自分なりに葛藤を抱えていたのだと気づけたからです。

 
ちょうどそのころ、元職場から「戻ってきてくれないか?」と再雇用の誘いを受けていたこともあり、私は再び働く決意をしました。こうして私たちは役割を入れ替え、新しい夫婦のカタチを模索していくことになったのです。

 

 

「お金を稼いでいるほうが偉い」なんてことは決してありません。夫婦・家族は運命共同体。互いを思いやり、支え合うことの大切さを改めて実感しました。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。
取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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