「パパが先生を食べちゃう!」授業参観で息子が爆弾発言!?不倫夫と担任女教師が顔面蒼白になった日
私は実家で私の両親と夫、そして息子の5人で暮らしていました。両親に協力してもらいながら子育てをする日々。しかし、その穏やかな日常が、ある出来事をきっかけに崩れ去ることになり……。
息子の担任は、夫の後輩!?
息子が入学した小学校の担任は、少し派手な印象を受ける若い女性の先生でした。まだ経験が浅いのか、連絡帳の返事が要領を得なかったり、テストの採点に間違いが多かったりと、保護者の身からすると少し頼りない部分も感じていました。
ある夜、私がついその担任の先生についての愚痴をこぼすと、話を聞いていた夫が突然「え、その先生って、フルネームは◯◯じゃない? もしかして、俺の中学と高校の後輩かも!」と言い出しました。
「たしか息子の小学校で教師をしてるって聞いたたような……。まさか担任だとはね〜」
夫は妙にうれしそうに、すぐにどこかに連絡を取り始めたかと思うと、「もしもし、久しぶり! 俺だよ、覚えてる?」と電話をしながらリビングから出て行ってしまいました。
その日を境に、夫は帰宅時間が目に見えて遅くなり、頻繁に外で電話をするように。私は「まさか、先生と……?」と不倫を疑い始め、ある週末、夫をこっそり尾行してみることにしたのです。
不倫の証拠をゲット!
すると、案の定、夫と担任の先生がカフェで仲睦まじく話しているのを発見。その距離感は、ただの先輩と後輩、先生と保護者のような関係性に見えず、時折手を絡め合ったり、身を寄せ合ったりしています。
私はショックを受けると同時に、「絶対に2人を許さない」と心に決めましたが、決定的な証拠をつかむまで、いつも通りの日常を続けることにしたのです。
そんなある日、夫が泥酔して帰宅し、そのまま玄関で寝てしまいました。あきれた私は放置して家事を進めていると、息子が夫のほうへ向かいました。
気になって息子の後を追い玄関に向かうと、息子が寝ている夫のポケットからスマホを取り出し、操作していました。
夫は日頃から息子にゲームをさせてあげるため、スマホのパスワードを教えていました。ゲームをするときは、必ずパパかママに許可をもらうことをルールにしているのですが、息子はどうしてもゲームがしたかったのでしょう。勝手に夫のスマホのロックを解除していたのです。
私が「こら! 今日はもう遅いからゲームはしないよ! 早く寝なさい!」と声をかけると、息子は慌ててスマホを床に置いて自分の部屋へ走って行ってしまいました。
私が拾い上げた、ロックが解除されたままのスマホ。その画面に映っていたのは……
「きみをたべてしまいたい♡」
担任の先生と夫の、信じられないような生々しいやり取りでした。息子もこのメッセージを見てしまったのではないかと不安に駆られましたが、ひとまず私はすぐにその画面のスクリーンショットを撮り、自分のスマホに転送しました。
授業参観で顔面蒼白になる2人
数日後、小学校で授業参観がありました。
いつも週末は出かけてしまう夫ですが、この日は「俺も行く」と言い出しました。もちろん、先生に会うためなのは見え見えでした。
その日の授業参観は、「家族」をテーマにした作文の発表会。授業時間内に短い作文を書き、そのまま順番に発表するという内容でした。順番に発表が始まり、いよいよ息子の番に。
私は、どんなことを書いたのか楽しみに耳を傾けました。
すると……
「僕のパパは、担任の◯◯先生と仲良しです。いつも2人でいっぱい遊んでいるみたいです! でもこの間、パパのスマホを見たら、先生に『きみをたべてしまいたい』と送っていました。
誰か、先生を助けてください! 早くしないと先生がパパに食べられてしまいます! おわり!」
息子の衝撃的な暴露に、教室は静まり返りました。
やっぱりあのとき、息子は夫と先生のメッセージのやりとりを見てしまったようです。
もしかしたらそれ以前にも、夫のスマホでゲームをするたびに、メッセージの通知などを目にしていたのかもしれません……。
夫と先生が顔面蒼白になるのを横目で見ながらも、息子にあんな汚いものを見せてしまい、こんなかたちで発表させてしまったことに、申し訳なさで胸が張り裂けそうになった私。当然、他の保護者の方々も騒然となりました。
その後、校長先生に呼び出された2人は、すべてを白状したそうです。
社会的制裁を受けた不倫カップル
その後、私は夫との離婚を成立させました。息子の親権はもちろん私が持ち、夫には相応の慰謝料と養育費を、先生には慰謝料をしっかりと請求。
あの授業参観での一件は、当然ながら保護者の間で大きな噂になりました。先生は学校にいられなくなり、依願退職というかたちで辞めていったと聞いています。
元夫はもちろん、同居していた私の実家からすぐに追い出しました。この一件については私から義父母に説明。義父母は激怒し元夫をこっぴどく叱責したようです。慰謝料と養育費の支払いも始まり、現在はかなり精神的に落ち込んでいると義父母から聞きました。
一方、私はパートから正社員登用の話をいただき、仕事も私生活も順調です。実家の両親に支えられながら、息子と穏やかな日々を過ごしています。
大人は隠し通せたつもりでも、子どもは大人の予想以上に、物事をしっかりと見ているものだと痛感した出来事でした。息子はまだ幼く、あのスマホで見たやり取りや、父親がしたことの本当の意味をすべては理解できていないと思いますが、それでも深く傷ついたはずです。これからは母親として、息子の心のケアを第一に考え、しっかりと支えていきたいと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班