愛あるセレクトをしたいママのみかた

夫「嫁はメシマズ!ママの料理が世界一」義母の超塩辛い料理を崇拝するマザコン夫→離婚後の哀れな末路

ベビーカレンダー
夫「嫁はメシマズ!ママの料理が世界一」義母の超塩辛い料理を崇拝するマザコン夫→離婚後の哀れな末路


これは私が30歳のころ、結婚して間もない時期に経験した出来事です。当時、私は専業主婦として家庭を守っていました。夫と穏やかな毎日を過ごしていたのですが、ある時期から夫が私の作った料理に手を付けなくなってしまったのです……。

“ママの料理”が大好きな夫


一生懸命作ったお弁当はもちろん、朝食や夕食まで「食欲がない」と言って残される日々。

実は私、調理師免許を持っており、独身時代は飲食店で働いていた経験もあります。味にはそれなりに自信があっただけに、「私の腕が落ちたのか、それとも夫の体調が悪いのか」と、ひとりで思い悩んでいました。

 

そんなある日、義実家に招かれ、義母の手料理を振る舞われることになったのです。

 

義実家の食卓にずらりと並んだ義母お手製の中華料理。
それを見た夫は、目を輝かせてこう言いました。

「うわぁ~うまそう! 俺、ママの作る中華が大好きなんだよねぇ♪」

 

家族の呼び方は自由ですが、これまで私の前では義母のことを「おふくろ」と呼んでいたはずの夫が、この日は急に「ママ」と呼んだことに、まず衝撃を受けた私。

 

気を取り直して、義母が作った麻婆豆腐を一口食べてみました。その瞬間、私は思わず叫び声を上げそうになりました。

(……しょっぱい!!)

 

それは塩辛いどころではなく、舌が痺れるほどの塩分濃度でした。ふと義父を見ると、つつらそうな顔をしてほとんど箸をつけていません。

 

しかし、隣にいる夫は違いました。

「やっぱりうまい! これだよこれ! これこそがお袋の味だよなー!」 と大絶賛しながら、その塩辛い料理をかき込んでいるのです。


 

さらに夫は、私に向かって信じられない言葉を投げかけました。

「お前もこれくらいうまい料理が作れたらいいのになぁ」

 

 

夫と義母による理不尽な「メシマズ」扱い


すると義母が、勝ち誇ったような顔で口を開きました。

「あの子から聞いたわよ? あなた、料理が得意じゃないんですってねぇ」

 
その言葉に夫が乗っかります。

「そうなんだよ。時間がかかってるだけで、味は全然うまくないんだ。だからといって掃除や洗濯が得意ってわけでもないしな。とにかく、こいつは“メシマズ認定”って感じだよ」

 

調理師の資格を持つ私を、味覚が鈍感な二人が「メシマズ」と決めつけるという、おかしな状況。 家に帰ってからも夫の暴言は止まりませんでした。


「料理なんて訓練でどうにかなるだろ! 料理教室に通えよ! それで上達しなかったら、ママに弟子入りしてこい!」

 

そこまで言われて、私も黙ってはいられませんでした。私は夫の言葉通り、料理教室に通うことにしたのです。ただし、自分の腕を証明するために。

 

 

プロの評価と、義母への提案


翌日、早速料理教室に参加した私。料理教室の先生は、私の包丁さばきや味付けを見るなり、すぐにこう言いました。

「あなた……料理の基本なんて教える必要ないじゃない。プロ並みの腕前よ?」

 

私は事情を話し、義母から「私の味を参考にしなさい」と持たされた料理の残りを先生に試食してもらいました。 一口食べた先生は、「何これ!?」と絶叫し、すぐに吐き出しました。


「こんなの食べ物じゃないわ。ただの塩の塊よ!」

 

第三者の、しかもプロのお墨付きをもらった私は、自信を持って反撃に出ることにしました。

 

「お義母さん、今度親戚やお友だちが集めてホームパーティーをしませんか? 私も料理を作って持って行きます」

そう提案すると、義母は「いいけど、あなた料理が下手なんでしょう? 恥をかくだけだと思うけど……」と嫌みを言いつつも同意したのでした。

 

 

義母と夫が2人の世界へ


そんな様子を見た義母は、「私の味をわかってくれるのは、もはやこの世に良二だけね!」と言い、良二も「ママの味が世界一!」と絶賛。パニ子が恐るおそる義母に料理の味付けを聞いてみると、市販のタレを分量の数倍多く使ったうえ、独自の調味料を大量に追加していたのです。

 

良二は「俺は一生ママの料理を食べて生きていく。もうパニ子とはやっていけない。離婚だ、離婚!」と断言。
これ以上ストレスをためたくないパニ子も、離婚を受け入れることに。

 

 

義両親が予想外の展開へ


そしてさらに、義父が義母に「俺ももう耐えられないよ。離婚してくれ。あんなにしょっぱい料理を毎日出されたんじゃ……自分の寿命を削ってまで一緒にいる価値のあるパートナーだとは思えないからな」と突然離婚を宣言。義父は長年義母の料理に耐えていましたが、我慢の限界に達したようでした。

 

その後、良二と義母は2人で暮らし始めるも、食生活が原因で体調を崩してしまったそう。良二は高血圧や糖尿病、義母も毎日体調不良に悩まされるように。働けなくなった2人は経済的に困窮し、貧しい暮らしを余儀なくされました。


 

一方、パニ子は職場に復帰し、より料理について学ぼうと料理教室にも通いはじめました。するとそこで元義父に遭遇! 元義父は、以前パニ子が作った料理の味が忘れられず、自分で健康に良い料理を作ろうと決心したそう。

 

人の体は食べたもので作られています。健康で長生きするためにも、おいしくて体にも良い料理を作りたいものですね。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

提供元の記事

提供:

ベビーカレンダー

この記事のキーワード