「わが家はみんなと違う」無言電話、徘徊、叫声…奇行を続ける母。苦情におびえる娘<統合失調症の母>
統合失調症の母に育てられた“わたしちゃん”。思い出せる一番古い記憶は、幻覚や妄想で騒いでいる母の姿。病気のせいもあり、家の中は汚く、自分で食事を作り食べることもしばしば。唯一の理解者である、“今のわたし”が当時のわたしちゃんの気持ちに寄り添います。テレビに出ている有名人を指差し、「夜になるとお母さんの首を絞めにくるんだよ」とわたしちゃんに話す母。「そんなことないと思う」とわたしちゃんが言い返すと、「本当に苦しいんだから」と、わたしちゃんの首を絞めるマネをしてきました。
現実離れした母の被害妄想。わたしちゃんは、母と心を通わせることを諦め、どこか満たされない、寂しい気持ちを抱えるようになっていました。
母の奇行に心を閉ざし…
学校で運動会の玉入れに使用する玉を家庭で作ることになったとき。
病気のせいなのかは不明ですが、家事能力が低い母が作った玉は、俵型ではなく四角いものでした。
提出するのも恥ずかしさを感じていたわたしちゃんは、運動会当日、四角い玉が自分のものだとバレないかヒヤヒヤ。
「うちは、みんなと違うのかなぁ……って思うことがちょっとずつ増えたんだよね」
大人のわたしが、当時のわたしちゃんに語りかけます。
わたしちゃんは、自分の家は劣っている、恥ずかしい、知られたくないという感覚が強くなっていきました。
奇行を続けていた母の元へ、ある日、お隣さんが訪ねてきました。
「毎日毎日、いいかげんにしてください」
お隣さんからの苦情を受け、言い争いを始める大人たち。
「目の前で大人が言い合っていたら、それだけでも怖いよね。
自分も含めて責められているような気がしちゃうよね……自分の家が迷惑をかけている罪悪感も、つらいよね」
大人のわたしが当時を振り返るように、わたしちゃんは、周りから非難される恐怖に常におびえるようになりました。
大人同士の口論に恐怖を覚え、「自分の家は周りに迷惑をかけている」と罪悪感を抱いたわたしちゃん。母は精神疾患を抱えているため、仕方のないことも多いのかもしれませんが、わたしちゃんは何ひとつ悪くありません。幼い子どもに罪悪感を抱かせてしまう状況に、心が痛みますね。このようなとき、周りの大人が、子どもの心をどのようにフォローすべきなのか、考えさせられます。
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター HiKARi
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