「許して…」離婚、息子夫婦からの絶縁でひとりぼっちになった義母はまさかの…!?<ヤバい義母>
夫と小さな娘と暮らすママは、娘の世話に加え、断っても無視して来訪し、鍵を盗んで自宅へ侵入してくる義母に悩んでいました。一度は義母から鍵を取り返し、二度と家に来ないと約束。しかし、再び侵入しようとしたところを義父に取り押さえられ、義母は鍵を返却してママたちへ謝罪。しかし、何度も約束を反故にされてきたパパは許すことができず、義母との絶縁を宣言し、義父にも引越し先を教えるつもりはないと伝えました。すると納得できない義父は義母と離婚すると言い始め、ママやパパにまで怒鳴りました。その様子を見ていた義母は自分のしてきたことの重大さに気づき、ついに離婚に同意。すると、ママたちへの脅し程度に考えていた義父は「いいのか!? 絶対に後悔するぞ!」と自分から言い出したのに焦って離婚を撤回させようと必死。しかし、義母はママのためにも自分のためにもそれが一番だと考え、離婚して人生をやり直すことにしたのです……。
義母はママとパパに謝罪し、改めてママに本当の別れを告げました。
義実家へ戻った義母と義父は、離婚に向けての話し合いを進めました。義父が離婚を撤回させようとしても、義母の意思は固く、速攻で「結構です」と拒否。
そして義母が義実家を出る当日。
「困ったらこの家に戻ってきてもいいんだぞ」と言う義父に、「戻りませんよ。私のこと、もう愛してないでしょう」と言って義実家にそのまま住む義父を残し、義母は少しの荷物を持って出ていくのでした……。
後悔先に立たず、ひとりになった義母は…
家を出て、パパやママにも連絡したものの、返信してくれたのはパパだけ……。
義母はもうママから連絡は一生来ないのだろうと悟りました。
全部なくなった義母の周りにはもう誰もいません……。
「会いたい……菜々子さんに。誠に……愛菜ちゃんに……」
こうなったのは自業自得だってわかっているけれど……みんなに会いたい。
「許して……ごめ……んなさい。ひとりは寂しい」
泣きながら倒れ込む義母……。
もし、合鍵を盗まなかったら……、合鍵の合鍵なんて作らなかったら、あんなバカなまねしなければ……。
もし叶うならやり直したい……あのときに戻りたい……
そう願う義母なのでした……。
義母は合鍵を盗まなければ……と後悔していますが、それ以前からママは断っても押しかけてくる義母に悩んでいました。
もっとママの気持ちを考え、言葉に耳を傾けていたら違った未来が訪れていたかもしれません。
夫婦でも、義両親でも、友人でも、相手への思いやりがあるからいい関係が築けるもの。誰に対しても思いやりを忘れないようにしたいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ