「好みの子にはかせるため!?」ゾッ…。不審な男の背後に見えた衝撃的すぎるモノ<誘拐されかけた話>
ほや助さんが大人になった今でも強烈に思い出すのは、小学校4年生のときに体験した「誘拐未遂事件」。事件が起こったのは、自宅からほんの数分の場所。突然、車から降りてきた見知らぬおじさんに話しかけられたと思ったら、おじさんは大声で女児向けアニメについて語り出しました。これが通称“キュアおじ”との出会いです。キュアおじは「かわいいなぁ」とほや助さんの頭に触れようとするばかりか、今度は女児向けアニメの変身セットを取り出し、「着替えてみせてよ」と要求。ついにはほや助さんの腕をつかみ、自宅へと誘ってきたのです。頼みの綱として思い出した防犯ベルも手元になく、絶望するほや助さん……。そんな絶体絶命の中、ほや助さんは、さらなる衝撃の発見をしてしまいます。
キュアおじの背後に目をやると、車の後部座席に“あるモノ”が見えたのです。
後部座席にあるのは、間違いなく“アレ”…
「後部座席に置いてある、あれって……」
ほや助さんは目を凝らしますが、間違いありません。キュアおじの車の後部座席には、女児用の下着が置いてあったのです。
自分の子どものために買ったのかな、とも思いましたが、キュアおじが「変身セットを着るような子は、自分の周りには姪っ子以外にいない」と話していたことを思い出します。
もしかして、おじさん好みの子にはかせるために下着を……!?
「おじさん、放して!!」
あまりの気持ち悪さに、ほや助さんはどうにかキュアおじの手を振りほどこうとします。
パシャッ……
ほや助さんがキュアおじに遭遇したのは、とある日の雨上がり。キュアおじの手を振りほどこうと力を込めた瞬間、変身セットが水溜まりに落ちてしまいます。
雨水に濡れた変身セットを見つめるキュアおじの表情は、怒り一色……。
ドンッという衝撃とともに、尻もちをつくほや助さん。