「このまま帰らせたらダメ…」妻の咄嗟の判断。家事を強要してきた夫からは、衝撃のひと言が<半分夫>
マチ子さんは妊娠をきっかけに夫のブン太と結婚しました。家事も生活費もきっちり「半分」にしたいブン太のこだわりは次第にエスカレートし、幸せだった生活が壊れ始めます。産後、ブン太が思いのほか育児に積極的だったため、離婚を思いとどまったマチ子さん。しかしブン太のシャツの首元に口紅がついているのを発見し、女性ものの香りがすることから浮気疑惑が浮上しました。ブン太は友人と会ったと誤魔化しますが、マチ子さんは元同僚のミナミのSNSにブン太の得意料理と手が写っていると思われる写真発見。その日は娘も一緒だったはずで、浮気相手の家に娘を連れて行ったのかと、ショックを受けるあまりマチ子さんは意識を失い……。
浮気は最近始まった?
私はブン太とミナミが顔見知りになった、同棲を開始したときのホームパーティーときのことを思い出しました。
しかしブン太がスマホを離さなくなったのは最近のことで、浮気もまだ日が浅いのでは……と考えます。
病院に運ばれたマチ子さんが目を覚ますと、そばにはブン太が居ました。
ブン太は娘を連れて帰ろうとしますが、このまま帰せばマチ子さんが不在の家にミナミが押しかけてきそうだと疑います。
マチ子さん不在の家にミナミが来ることを懸念したマチコさんは「帰って家事しないと、半分にならないでしょ?」と言います。するとブン太は「臨機応変って知ってる?」と病院に残るよう勧めました。
マチ子さんがつわりだろうと出産直後だろうと「半分ルール」を厳守するよう言い出したのはブン太ですが、ブン太は「なに?根に持ってんの?」と笑い飛ばすのでした……。
マチ子さんがどんなに苦しんでいても頑なに半分ルールを押し付けてきたブン太から、まさかの「臨機応変」という言葉が。しかし、「妊娠を言い訳にしてサボろうとするから」と悪気もなく言う姿には、ブン太は何も変わっていないことがわかります。このままではマチ子さんの心身ともに、負担が増えていくだけ。
一度は、真剣に悩んで離婚を思いとどまったマチ子さんですが、今回の件でもう一度家族のあり方について考えてみてもいいかもしれませんね。
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著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ