「誰なのあの人!」母の実家で怯える次男。翌日、次男は「恐怖の一言」を
夏に私の実家に子ども2人と帰省したときの話です。私の実家には、長男は何度も来たことがありますが、次男は里帰り出産以来なのでほぼ初めての帰省でした。
息子に見えていたのは誰?
自宅以外の場所に泊まるのも初めての次男は大はしゃぎ。夜になっても楽しそうに私の母と遊んでいました。この日はとても蒸し暑く私たちは唯一エアコンのあるリビングに布団を敷いて寝ることに。
そろそろ寝ようかと電気を消すと次男が、「怖い怖い」と泣くんです。どうやらリビングから見えるキッチンが怖いらしく、次男はキッチンを指さしながら、「誰なのあの人は!怖い!来ないで!」と泣き叫びます。あまりにも怖がるのでキッチンへ様子を見に行こうとしますが、「行っちゃだめ!ママ行かないで!」と泣いてしがみつく次男。
一体何がいるのか。私と母が不思議がっていると長男が「そのおばあちゃん、僕が小さいときからずっといるよ。」と言ったんです。それを聞いて母は、今日が祖母の命日だったことを思い出しました。ひ孫の様子を見に祖母も帰ってきていたようです。それを伝えると次男も安心したのかすぐに寝てしまいました。子どもは幽霊が見えるというのは本当なんだなと感じた出来事でした。
次の日、長男と次男に仏壇の祖母の写真を見せ、「昨日来てたのはママのおばあちゃんなんだよ。」と伝えると、「違う、この人じゃない。」と言われました。本当に誰がいたんでしょうか。
未だにわかりません。今も実家には知らないおばあちゃんがいるのかと思うと帰省の度に怖くなります。
作画/加藤みちか
著者:さとう しょうこ
2児のママ。お散歩とカフェ巡りが趣味。
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