<娘と心疾患>「お願い!生きて帰ってきて」もう生きている娘に会えないかも…無力さを痛感して
生後間もない娘が肺高血圧になり、緊急入院することに。高度治療室に運ばれたさくちゃん。付き添い入院ができないので、さくちゃんと離れて、自宅へ帰り、面会時間に通う生活が始まりました。
夕方、自宅で夕食を作っていると、突然病院から電話が。緊張しながら電話に出ると、「炎症の値が下がりました! 明日手術をします」と待ちに待った手術ができるという、うれしい報告でした。
急きょ手術が決まった、さくちゃん。手術の説明を聞くために、病院へ向かいました。
「お願いだから生きて帰ってきて」手術中の母の祈り
手術のさまざまなリスクを聞けば聞くほど怖くなる……。
しかし、先生たちを信じて、託す選択をしました。
「最悪の場合、生きている娘に会えるのは
これが最後かもしれない」
「この先どんなことがあっても
一緒に乗り越えていくから
お願いだから
生きて帰ってきて」
手術室の前で、ただたださくちゃんの無事を願いながら待ちます。
どうか祈りが届きますように……。
監修/助産師 松田玲子
著者:マンガ家・イラストレーター こやま家
2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
<娘と心疾患>4時間の手術が終わると1本の電話が。「ICUまでお越しください」と言われて!?