「手伝ってもらえませんか」ベビーカー×抱っこひもでバス⇒悩んだ末、運転手さんに声をかけると…!?
ある日2人の子どもたちを連れてバスに乗ることにした私。しかし長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまったため、1人でバスに乗せるのは難しいと感じました。悩みながらも思い切ってバスの運転手さんに助けを求めました。すると……。
どうやってバスに乗る?
私は持病があり、定期的に総合病院に通院しています。ある通院日、どうしても夫が休みを取れず、私は3歳と1歳の息子たちを病院へ連れて行くことに。病院での待ち時間は長く、診察が終わるころには、長男はベビーカーで、次男は抱っこひもで寝てしまっていました。
私は駅までバスに乗って帰ろうと考えていましたが、次男を抱っこひもに入れたままではベビーカーを持ち上げることができません。
また、畳まずにベビーカーを乗せることで他の乗客の迷惑になるのではという思いもあり、バスに乗るべきか悩みました。
運転手さんに助けを求めたところ……
悩んでいる間にバスが到着。私は思い切って開いた扉から運転手さんに向かって「すみません、ベビーカーを持ち上げるのを手伝ってもらえませんか?」と声を掛けました。
すると運転手さんが返事をする前に、乗客たちが4、5人立ち上がり、私たちがバスに乗車するのを手伝ってくれたのです。「この座席にベビーカーを固定できるみたいですよ」と教えてくれる人もいました。降りるときも「手伝います」と声を掛けてもらえたので、私たちは問題なく駅までたどり着くことができました。
「助けてって言っていいのよ!」
バスを降りてから、私は手伝ってくれた人たちに心からお礼を言いました。すると1人の年配の女性が、「気軽に周りに助けてって言っていいのよ! 言ってもらったほうがこっちも手を貸しやすいわ」と笑顔で返してくれたのです。
私は周囲の人たちの親切とその温かい言葉にとてもうれしい気持ちになりました。バスに乗る前はベビーカーを畳まずに乗車することで他の人に迷惑をかけるかもしれないという気持ちもありましたが、思い切って声を掛けてよかったと思いました。
「気軽に助けてって言っていいのよ」という女性の言葉で、私の心は軽くなりました。人に迷惑をかけないことは大切ですが、自分の力でできないことは周囲に協力を求めても良いのだと感じたからです。