「ありがとうとは言えない」どういうこと?夫のまさかの言葉の意味とは<義母との同居問題>
夫と2人暮らしをしているペンコさん。そんなペンコさんは、義母のことを尊敬し、義実家との関係は良好でした。義実家近くに引っ越した妊娠中のペンコさんと夫。病気がちだった義父の他界後、ひとり暮らしになった義母を心配した夫が、義母との同居を打診してきました。ペンコさんは悩んだ末、義兄弟の言葉もあり一旦同居話は保留に。それから息子も無事に誕生し、義母の家へよく遊びに行っていたペンコさんでしたが、義母に対する夫の言動や態度が気になるようになってきます。そんなある日、今まで我慢していた気持ちのすべてを夫にぶつけたペンコさん。すると夫は、自分の思いを話してくれたのでした。
「ありがとうとは言えないと思う」という夫の言葉に、ペンコさんはさまざまな思いを巡らせますが……?
この際、私の考えを夫に言ってみよう
「うまく表現できないけど、母親の話にも積極的になれない」
そう言った夫の気持ちをなんとなく理解したペンコさんは、「これからは夫の気持ちを伝えてほしい」と率直な思いを伝えました。
そして、ペンコさんは1年後に同居を始めるか否かについても、「少なくとも5年くらいは同居すべきではないと私は思う」とはっきり伝えます。
すると夫は、そもそも同居についてそこまで深く考えておらず、仕事を辞めて自分の地元にきてくれたペンコさんの気持ちを優先すると言ってくれたのです。
夫の義母に対する今までの言動や行動には、自分でも言い表せない感情が関係していたのですね。
はっきりとしない気持ちに詰め寄るのではなく、理解しようとするペンコさんのやさしさがあるからこそ、家族関係が良好なのかもしれません。
今まで自分の思いを言わなかった夫もペンコさんに感謝をしていて、意見を尊重してくれました。
夫婦といえども、お互いを大切に思っているということは、きちんと言葉にしなければわからないものですね。
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著者:マンガ家・イラストレーター ペンコ