病気の妻を看病せず逃げた夫。自分が高熱に…「憎らしいほど羨ましい」妻の反撃に涙<体調悪い詐欺夫>
ゴロウは、妻のミサキと息子ムサシの3人家族です。ムサシが生まれてから、ミサキが冷たくなったことに悩んでいたゴロウ。風邪をひいて、ミサキに心配してもらったことをきっかけに、仮病を使うようになります。仮病とわかっていてもミサキは親身に看病をしたのに、ゴロウはミサキが体調を崩したときには看病せず、ひとりでホテルに逃げてしまい、ミサキの恨みを買ってしまいます。
その数日後、ゴロウが体調不良を訴えてもミサキはスルー。病気にかかったゴロウを残して、ミサキはムサシを連れて実家へ帰ってしまいます。
「俺のごはんは? 飲み物は!? めちゃくちゃ苦しいんだけど!」と苛立つゴロウは、すぐさまミサキに電話をしますが……?
心配してほしかっただけなのに…
ミサキは自分が体調不良だったときの、ゴロウの対応を根に持っていました。
電話でゴロウに「何もしてくれなかったよね」と言いますが、ゴロウは頑なに謝ろうとはしません。
それどころかミサキにも非はあると言い出します……。
「ひとりで寂しいよ」と助けを求めるゴロウのことを、「ひとりなんて最高じゃん」とミサキは突き放し、自分はどれだけしんどくても、ムサシの世話を頑張っていたと伝えます。
「一人でゆっくり寝てられるんでしょ? 憎らしいほど羨ましい」
そう言い残し、電話を切りました。
ミサキの思いを聞いて「俺もしかしてやらかしてた……?」とようやく気づいたゴロウ。朦朧とする中で、今までの自分の言動を反省するのでした。
自分が相手と同じ立場になって、初めて気がつくこともありますよね。病気になったゴロウはやっとミサキの気持ちがわかったようです。
妻にやさしくしてほしかっただけと言いますが、赤ちゃんのお世話に追われ毎日寝不足の妻にとって、仮病を繰り返し育児も家事も一切せず、看病まで要求する夫がどれだけ負担だったか……ミサキの思いを汲み取り、夫として父親として、しっかりしてほしいですね。
>>次の話
著者:マンガ家・イラストレーター 神谷もち