「ユリ!鈴!」帰宅後、妻と娘の名前を叫ぶ夫。勢いよくドアを開けると…!?<妻の友人を抱いた夫>
結婚式前、お酒の失態で妻・ユリの古くからの友人であるモネと一夜を共にしてまったヒナタ。その後、モネとは結婚式で再会するも、ヒナタがモネに好意を持たれてしまったことで、式をめちゃくちゃにされてしまいました。なんとか無事に式は終わり、モネから解放されたかと思っていたある日、突然モネが隣の部屋に引っ越してきました。モネの腕には赤ちゃんが抱っこされていたのですが、その赤ちゃんの父親はヒナタだと言われ、ヒナタは困惑してしまいます。その事実はユリには隠し、モネの言いなりになる日々を送っていました。
その後、ユリがヒナタとモネの仲を誤解する出来事が起きてしまい、怒ったユリは実家に帰ってしまいます。ヒナタがモネになぜユリを傷つけたのか理由を尋ると、「大好きなユリに一緒に地獄を見てほしかった」と答えたモネ。
ヒナタが「自分勝手すぎると反論する」と、モネは「自分が裏切ったと知ってもそれでも一緒に居てくれるなら、私の中でユリは絶対的な存在になる」と答えました。
その話を聞いた直後、1つの疑問が生まれたヒナタ。真剣な表情で頭を整理すると、モネに「杏ちゃんの父親は本当に俺なのか?」と質問。さらに「俺たちはホテルに行ったけれど肝心なことはしてないんじゃないか?」と尋ねるのですが、モネはヒナタの子どもだと言い張ると、「自分とユリ、どちらを取るか選んで」と言い出したのです。するとヒナタは「俺はユリ一筋だ」と言い放つと、背を向けて歩き始めて……?
帰宅すると、後悔が襲ってきて…
「ユリ!鈴!」
「くそ……。
アイツの話を聞きすぎたから……」
そう言うと、冷静に考え始めた夫。
(いや、違うな……)
(動けなかったんだ。ユリの顔を見て……)
ヒナタは、ユリのかなしそうな表情を
思い出していたのでした。
◇◇◇
ユリの傷ついた表情を思い出し、胸を痛めるヒナタ。確かに今まで見たことないような顔を見たら、なんて声をかけていいか分からないというのも分かる気がしました。