「茶菓子を買って来て」私が仕事を始めても変わらず人使いの荒い義母→私が出た手段は<ドケチな家族>
結婚と同時に夫のヒロキとドケチな義母と同居中のカズ。義母とスーパーに一緒に行けば会計を立て替えさせられるものの、お金が戻ってくることはありません。夫もケチで、生活費はたったの4万円。カズには「おこづかいなし」と宣言するほどです。やがてカズは妊娠。義母も「やっと孫の顔が見れるわね!」と喜んではいたものの、妊娠中も「手抜きせずちゃんと節約をするように!」と、そんなところは相変わらずでした。
実の両親に助けられながら無事に女の子を出産したカズ。義母は赤ちゃんをかわいがりますが、「やっぱり後継ぎが必要よ!次は男の子を産みなさいよ!」と耳を疑う発言をやめることはありません。
出産してからも相変わらず節約親子に苦しめられる日々が3年続いたある日のこと。
この子を守るのは私しかいない!と感じたカズはある計画を立て、動き出すことを決意したのでした。
私の嘘
カズはヒロキに保育園に子どもを預けて正社員で働こうと思っていることを伝えました。
「保育料がこれだけかかるから家計から出すね」と伝え、金額が高いと言うヒロキには、「でも仕方ないわよね、だって私家計のために働くんだもの!」と言って説得に成功!
計画の第一歩として、ヒロキに保育料を3万円多く伝えるという「1つ目の嘘」をつきました。
そして、次に「何とか就職できたんだけど……。残業はできないし、そんなに給料はよくないの…‥」と言って私の給料が相当低いと思い込ませることにも成功!
実際は待遇のよい会社に就職できていたので毎月8万円ずつこっそり貯金をできるのです。これがカズの計画の、「2つ目の嘘」です。
それから育児も仕事も慌ただしい日々が続きましたが、順調に増えている貯金!
この調子なら……きっと……!と順調にカズの密かな計画は進んでいくのでした。
どんな理不尽なことを義母や夫から要求されても我慢して聞いていたカズさん。けれども今は、子どものためにたてた計画のためならどんな困難もはねのけられる、そんな強い意志が感じられます。
茶菓子の買い出しもさらっと断る要領も得たようですね。資格をとって、資格を生かした仕事に就いたことも自信につながっているのかもしれませんね。
著者:マンガ家・イラストレーター crono 著者:原作者 haru
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