「ずっとつらかった」今までの思いを吐露する不倫女。思わず涙が溢れ出して…?
結婚式前、お酒の失態で妻・ユリの古くからの友人であるモネと一夜を共にしてまったヒナタ。その後、モネとは結婚式で再会するも、ヒナタがモネに好意を持たれてしまったことで、式をめちゃくちゃにされてしまいました。なんとか無事に式は終わり、モネから解放されたかと思っていたある日、突然モネが隣の部屋に引っ越してきました。モネの腕には赤ちゃんが抱っこされていたのですが、その赤ちゃんの父親はヒナタだと言われ、ヒナタは困惑してしまいます。その事実はユリには隠し、モネの言いなりになる日々を送っていました。
その後、ユリがヒナタとモネの仲を誤解する出来事が起きてしまい、怒ったユリは実家に帰ってしまうのですが、突然電話でヒナタが事故に遭ったことを告げられました。
ユリが慌てて病院へ向かうとそこにはモネの姿が……!モネは詳しい状況を説明すると、泣きながら謝罪をしてきました。翌朝ユリはモネと話し合うため、モネの家に向かいました。
「ヒナタがモネになびいたも無理はない」「モネを選ぶなら、自分は身を引く」そんなユリの言葉にひどく驚いた表情を浮かべたモネ。「恨みの言葉1つでも吐いてくれれば、ユリも私と同じ汚い部分があるって安心できたのに……」そう言うと、震え始めて……?
心がキレイな妻に対して、一気に感情が溢れ出し…
「私はね……ユリのそういうキレイなところを見るたびに、
苦しくなっていたんだよ……!」
「私はこんなにモヤモヤと黒いものを
抱えているのにって」
「ユリと一緒にいるとその光がまぶしくて。
自分がかすんでいく感覚に陥って、
ずっとつらかった……」
すると、モネはヒナタに近づいた理由を話し始めたのです。
「さすがのユリも曇るだろうって……!
どんなふうに歪むのか見たかったのに……。
全然歪まないじゃんか……」
モネは涙を流しながらそう言ったのでした。
◇◇◇
ユリのことが大好きでありながらも、一緒に居ると無意識に自分と比べてしまい、つらい思いをしてたモネ。