「無責任ね」意を決し転職活動をするも娘が熱を出し最終面接を辞退⇒ある一通の手紙が届き思わぬ展開に
私は35歳のシングルマザー。5歳の娘と一緒に、私の父と母に協力してもらいながら実家暮らしをしています。
私は現在、大学卒業してから新卒採用で入社した会社で事務員として働いています。勤務年数も長く、過去に会社が倒産しかけたときも社長と奮闘し立て直したりとても思い入れのある会社なのです。しかし、実家から会社まで遠く通勤時間がネックに。両親や娘の将来を考えると実家近くの職場に転職を考えるように……。
好条件の求人が!
ある日、通勤時間が短くて私の持っている資格をフルに生かせ、さらに給料アップができる好条件の会社を見つけました。娘も両親も転職に賛同してくれたので、社長にその意志を伝えることを決意。
社長は「寂しいし本当に残念だけど、これからもずっと味方だぞ!」と背中を押してくれたのです。どこの会社を受けるのか決めているのかと聞かれたので、検討中の会社を伝えました。すると社長「そこなら大手だし、資格も存分に生かせる!キャリアアップになるはずだ!」と言ってくれたのです。そして、次が決まるまではうちで働いていていいといってくれたので甘えることにしました。
最終面接当日に娘が……
後日、私は転職試験を受けることに。一次試験二次試験ともにクリアし、いよいよ最終面接当日の朝に。起きてきた娘を見ると、真っ赤な顔で明らかに発熱しているのが分かり熱を測ると高熱が……。父と母が娘を病院に連れて行くから心配しないでと言うのですが苦しむ娘を見て居ても立っても居られず面接を辞退することにしました。
面接を辞退するため電話をかけると、人事部長で面接担当の女性が対応してくれました。私は娘が高熱を出してしまったことと、今日の最終面接を辞退させて欲しいことを伝えました。すると人事部長の女性は「随分無責任ね。」と言い放ったのです。続けて、「どのみちあなたは不合格にしようと思っていたところだったから手間が省けてよかったわ」といい電話を切られてしまいました。面接担当の対応に気持ちが晴れることはありませんが、辞退した会社なので考えないようにしていました。その後、最終面接を辞退したことを社長に話すと「決まるまでずっとうちにいてくれていいぞ!心配することはない。きっとうまくいくよ」と励ましの言葉をもらい心が温かくなりました。
メッセージの送り主が判明!
数日後、私宛に最終面接を辞退した会社から一通の手紙が届きました。