「怖い…」私がしっかりしないといけないのに。不安と焦りで前に勧めず…<離乳食トラブル>
みんさんは夫と息子ミーくんの3人家族。ミーくんは消化管アレルギーがあり、小麦や大豆、卵黄が食べられません。ミーくんが離乳食を始めたのは生後5カ月ごろのこと。離乳食初期のころは大泣きして食べないことも多く、そこにみんさんの復職やミーくんの胃腸炎などが続き、みんさんは精神的に参っていました。少しずつ食べられる物も増えてきた生後7カ月ごろのこと、ミーくんが、何度か食べたことのあるメニューを食べたあとに嘔吐。小児科を受診すると、現段階ではアレルギー症状かどうか断定できないので、嘔吐したメニューを少量ずつ食べさせるようにとアドバイスされました。
ミーくんが食物アレルギーかもしれない…?
せっかく離乳食に慣れてきたので、まだ食べさせたことのなかった白身魚にトライしてみることに……。
※再度アレルギーの原因となる食物を食べさせる場合は、医師に指示に従って量を判断してください。
豆腐を少量食べさせたところ、ミーくんに体調に変化は見られませんでした。
別の日、みんさんが緊張しながらパン粥を食べさせてみると、ミーくんは再び嘔吐……!
翌日小児科を受診したところ、医師から「消化管アレルギー」の可能性を指摘されます。
食物アレルギーには血液検査の際に反応があるのですが、ミーくんの場合は「消化管アレルギー」の可能性があり、血液検査では「陰性」が出るのではないかとのこと。現段階で受診した小児科でできる検査がないため、小麦粉を控え、近くの総合病院を受診するよう言われます。
ミーくんが小麦アレルギーかもしれないことに落ち込むみんさん。
医師はその様子に気づき、3歳くらいまでにはアレルギーを克服する子が多いと励ましてくれました。しかし、みんさんは離乳食を進めたいという焦りと、アレルギーへの恐怖に板挟みになってしまうのでした。
小麦が含まれている食品も多く、今後の食事のことを考えるとみんさんがショックを受けるのは無理もありませんよね。
そして、食べさせたあとに嘔吐するかもしれない不安を抱えながら離乳食を進めるのは、相当な恐怖でしょう。
ただ、助産師さんによるとみんさんが診察を受けた医師が言っていたように、消化管アレルギーは幼児期のうちに治ることが多いと報告されているそうです。
焦る気持ちもあると思いますが、みんさんがあまり根詰めないように進めてほしいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修者・著者:管理栄養士 久野多恵 著者:マンガ家・イラストレーター みん