子育て情報『「うるさい!」病院の入口で怒鳴られたわが子たち→院内に移動後、高齢女性の言葉に私が涙したワケは…』

「うるさい!」病院の入口で怒鳴られたわが子たち→院内に移動後、高齢女性の言葉に私が涙したワケは…

目次

・病院の外で起こった出来事
・今度は高齢の女性が…
・著者:松谷 えりな
「うるさい!」病院の入口で怒鳴られたわが子たち→院内に移動後、高齢女性の言葉に私が涙したワケは…


病院の外で並んでいたときに、ショックな出来事がありました。びっくりして子どもも半泣き状態になってしまったのですが……。待合室で声をかけてくれた高齢の女性のやさしさに救われたお話です。

病院の外で起こった出来事

三女がやけどをしてしまったため、5歳の次女、3歳の長男も連れて朝一に病院へ行ったときのことです。病院が開くまで外の列に並んで20分ほど待っていました。そのとき子どもたちは車がこないスペースで踊ったりしながら、楽しそうに過ごしていました。

子どもたちの姿を見て、周りの人も「かわいいねえ」「元気だねえ」「仲良しでいいね」と声をかけてくれていたのですが……並んでいた女性が突然、「うるさい!ここは病院なのよ!」と子どもたちに向かって怒鳴ったのです。

次女と長男は半泣き状態になり、周りにも気まずい空気が流れました。
病院の外だったことや、周りの人たちが子どもたちの姿を笑って見てくれていたので、私も甘えていたところもあります。子どもの声が嫌な人もいるのだと実感し、反省しました。

今度は高齢の女性が…

待合室で子どもたちがしょんぼりしていると、後ろに並んでいた高齢の女性が話しかけてくれました。「あんたたち……ちゃんと待ててえらいねえ。いい子だよ。えらいねえ」と言って褒めてくださり、立ち去るときには子どもたちとハイタッチまでしてくれたのです。

声をかけてもらった子どもたちは少し元気を取り戻したようで笑顔が見られ、私はうるっと涙が……。気にかけて声をかけてくれたこともうれしかったですし、子どもたちのことをよく見てくださり、元気までくださったことに感謝でいっぱいになりました。


私は反省し、子どもたちにとっては怖い体験にもなりましたが、この温かい体験を忘れず心に留めておき、私もやさしい言葉をかけられる人になりたいなと思いました。

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イラスト/ぽん子

著者:松谷 えりな

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